( 大王 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム)
張宰相すら持て余す夏候龍の独裁体制が整いつつある韓王都新鄭。
頼りになるハズの洛亜完は、敗戦の責任で求心力をもっておりませんし、反張宰相派は思いっきり粛清のターゲットになってしまっているので、マトモに政治的活動や発言すら許されない状況が続いています。
最早、夏候龍と張宰相のツートップ以外、誰にも韓の舵取りが許されない状況が続いているのですが、このままではこの二人の亡国論に巻き込まて、生存の余地がおおいにあった、韓の住民や子供たちが、秦軍との直接戦争に巻き込まれてしまいます。
しかも—、
本来であれば、張宰相と夏候龍の上位意志機関として、本来、機能するハズの韓王が、娘の前で、意思決定できない不甲斐なさを嘆いて、喚いている始末。
いや? 『儂は何も出来ない。』て、韓王さん??
アンタ、835話でも、『いままで韓は情報と策略で生きながらえて来たから分かる!』とか言ってますが、韓の上層部、全員が全員、情報も策略も完全に持て余してしまっている状況しか、今まで描かれて来ていないんですよ?? キングダムの連載の中で。。
ぶっちゃけ、連載開始以来、彼らが情報強国として、秦や秦軍を翻弄した描写って一回でもありましたかね??
韓非子先生編が、そうだと神(作者)様的には言いたいのかもしれませんが…、
正直、僕は、何でこんな奴らに、王騎将軍の時代から秦が苦戦していたのか、全く訳が分からない状況が続いているキングダム秦韓戦争編なのですが、これ、最終段階まで、韓軍側のグダグダで着地するのでしょうか??
ただし、夏候龍。
彼が、分かって秦軍対策をやっているワケではないのですが、一点だけ、彼の施策には重点というか、ポイントがあります。
洛亜完は、五歳児兵士が秦軍の攻撃に巻き込まれるとか心配していますが、飛信隊と騰軍からしてみれば、可能な限り戦勝後は、南陽の様に融和政策で韓の統治を継続したいと考えているでしょうし、その為に、韓の国力は少しでも被害も少なく、相互の感情的対立も最小限にて、征服したいワケなので…、
コレ、例えば、夏候龍が全権を得て、秦軍と新鄭で対峙する際に、『俺達は五歳児も動員して戦うぞ。五歳児○せるモノならやって見ろ。』とか言ったら、多分、少なくとも飛信隊は動けなくなります。
しかし、夏候龍が、五歳児兵を盾にして、秦軍に圧力を仕掛けたら、李信はパニックになるでしょうが、騰と隆国が、冷静に“韓首脳の非道”を韓軍側の兵士と洛亜完や住民に訴えかけて、離反を促し、韓の解放軍という立場で、夏候龍&張宰相を漢王朝の血族を根絶やしにする口実が採れるでしょう。
問題は、そうじゃなかった場合です。
一番、最悪なのは、新鄭の兵に五歳児が動員されている事を、秦軍が知らないまま開戦してしまう事です。
コレが最悪です。
そうなると、洛亜完が心配している通り、五歳児兵が秦軍との戦闘に巻き込まれてしまいます。
ではでは、次回のキングダム予想を進めていきたいと思います。
キングダムネタバレ①-韓王、冷静になれ。
韓王様。
どうか冷静になってください。
まあ、言っても無駄かもしれませんんが、お願い申し上げます。
しかし、一点だけいいアイデアを思いつきました。。
韓王さまが、自分で政治的決定が出来ない。
責任を負う事が出来ない。。
それならば、いっそ、このまま別邸のなかに閉じこもっていてもらって、寧公主経由で、夏候龍に返答すればいいのではないでしょうか??
例えば、こんな感じです。
韓王『ワシ、ヤッパリもう、何も決めれん。 寧? 儂が言ってたことにしていいから、本殿で夏候龍には、お前が答えてくれる?? もう、降伏でも国民総決起でも、どちらでもいいから、お前が決めてくれる??』
寧公主『は、はァ? 父王がそれでよろしいなら。(汗)(ふゥ、仕方がない。とりあえず降伏しとくか。)』
本殿に戻る寧公主。
寧公主『韓王様は、別邸内で沈思黙考なさいました旨、父王の名代として朝廷にお伝えします。全員降伏、秦軍に無血開城。洛亜完将軍は直ちに韓軍の武装解除を伝達して下さい。あ、そうだ。夏候龍は死刑。』
張宰相『!?』
夏候龍『ええーーーーーー!?』
反張宰相派『そりゃ、そーだろ!!五歳児兵とか狂ってんだろ、カス!! 確かに、俺達の王様バカだけど、そりゃ引くに決まってんだろ。』
ヨコヨコ『いや?しかし、その件については、張宰相殿が全ての責任を負われると…、』
張宰相『(マズイ!?)な、なんの事じゃ、ヨコヨコ殿? はて?? 儂、そんなコト言いましたかの?? いつど何処で言いましたかの? それは一体、何時何分何秒の事でしょうか? 』
ヨコヨコ『えー? いや、そんなの、俺達が戻ったとき、ほら? 洛亜完様と立ち話してた時…、』
張宰相『えーい、書記官? ワシ、この朝廷でそんな発言した記録あったのかいのう? それって本当に、ワシの正式な発言なんじゃろうか? しかも、ヨコヨコ殿は飛信隊との戦闘でお疲れのようじゃ。恐らく、多分、キット、高確率で、聴き間違いではございませぬかの?ヨコヨコ殿??』
※急に饒舌になる張宰相。
夏候龍『どどどどどうしましょう、張宰相? そうだ! 大王も寧公主も、国家反逆罪で死刑にしましょう!』
張宰相『(よし、今じゃ!キリッ)何を申すか夏候龍!!じゃーから、ワシは最初から、五歳児兵など正気の沙汰ではないと、アレほど申したであろう!!』
洛亜完・寧公主・ヨコヨコ・反張宰相派の全員『ええええええええええええ!?(唖然としながら)』
張宰相『えーい夏候龍! 貴様、アレほど口酸っぱく注意したのを忘れたのか!?五歳児兵など、人道無視の愚策じゃと! 戦争は良くない、平和こそが一番と、ワシはアレほど言ったであろう。それを貴様が独断で口にして、大王様に責任を擦り付けるとか、言語道断である。韓の人民の命と財産は、この張の目が黒いうちは、断じて守り切る所存である。
寧様??
此度のグダグダの責任は、全て夏候龍に在ることは明白。
いやはや、朝廷内の治安の為に、連れて来たのはよかったのですが、ワシが目を離したすきに、これほど好き放題暴走するとは信じられぬ!ワシの人を見る目も、耄碌したものじゃ。
ワシの名前をつかって、弁伯様と程倫様の如き王族を死刑にするとか信じられません。こんなのワシも夏候龍の被害者の一人同然の有様じゃ。ここは一時停戦を申し込んでおくべきと、何度も申したであろう!
南陽の龍安殿の声、秦軍の騰将軍の言い分もきいて、そのなんといいうか、双方の、その、お互いの、その戦争の原因を確認してだな、その、平和な世の中を、あのその、一旦、夏候龍を死刑にしましょうか? 大王様がそう仰るなら、致し方無い。まったく以って、それにしても、夏候龍の来たら…、致し方無い。まったく以って、それにしても、一旦、夏候龍を死刑にしましょう。 大王様がそう仰るなら、致し方無いので、まった夏候龍ときたら…...、、』
そうして、二度の敗戦を見た洛亜完が、寧公主の代弁に逆らうはずもなく、新鄭は無血開城。
事態は、夏候龍一人の戦争責任に集約されて、キングダム秦韓戦争編の幕が閉じられます。
キングダムネタバレ②-夏候龍が住民を盾に、韓軍正規軍に奮闘を強いる。寧公主と洛亜完の離反。
もう一つ考えられる予想は、秦軍との戦闘は、あくまでも洛亜完軍に任せて、民兵や五歳児兵は、彼らの家族である正規軍兵に戦闘強要圧力をかける為の存在として利用する予想ですね。
これだと、不幸中の幸いとして、韓軍正規兵が力尽きて、新鄭城壁陥落までは、五歳児兵に秦軍の攻撃が巻き込まれてるフェーズまで、時間稼ぎができるかもしれません。
また、上手く機能すれば、呉鳳明が秦軍と新鄭と戦闘をしている間に、援軍として到着できる可能性が高まってきます。
しかし―、
その反面で、この作戦、一見上手く行きそうとも思えますが、韓軍の士気、求心力が、思いっきりだだ下がりになるのは間違いないでしょう。
鄴攻め編で描かれた、対遼陽戦線に於いての犬戎線で、ロゾとその一族が楊端和に敗れたと同じうような顛末を迎える可能性が在ります。
李信や騰は、新鄭の中で一体何が起こっているのか、分からない状態で在る為、、。
秦軍と韓軍正規兵が一旦は、対峙するものの、そこから先は、寧公主&洛亜完一派VS張宰相&夏候龍との内部抗争が新鄭で惹起。
洛亜完が申しました通り、“寧公主が自分の役割”どう果たすか?これに尽きるのではないか。
大王様を懐柔して、張宰相一派を失脚させる事に成功する。
これ以上、戦闘が行われないようにする。
それが、最も穏当な終わり方なのではないかと予想します。
- キングダムネタバレ最新836話 以上 -
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。