( 洛亜完 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム )
なんだろう?
今回のキングダム…。
なんか急に、寧公主が終わった話をほじくり返してきて、騰が其れに振り回されるってダケの話しでしかなかったのではないか??
一体、どんな気持ちで今回の話を鑑賞したらいいのか、よく分からない気持ちで在ったのが、今回のキングダムであります。
寧公主がある程度、自責の念に囚われるってのは、少しは分かるのですが、それが今回の場合は、なんか行き過ぎていて…、
実際に、寧公主は、誰かから、面と向かい合って誹謗中傷等を言われたワケでもない上に…、
そもそも論、韓だって七列国に統合する前は、それなりの規模の国を滅ぼしたり併合してきたり、今の自分達以上に他国民に犠牲を強いて来た事実もある上に、
それこそ自国民に対してすら、秦や楚を相手に領土を割譲して、住民ごと見捨てて来たりとか…、
全~部、普通に国家としての害悪を与える側の事もやって来た、戦国時代としての国な訳なのに、なんでここに来て、被害者ムーブをかますのか??
全く意味が分かりません。。
つーか、寧公主??
アナタ、『今まで韓の国を守る為に犠牲になって来た人達に申し訳ない』的な事言ってますが、もともとキングダム作中の韓って、洛亜完や博王谷が実績を積みたくても積む事ができないほど戦って来なかった国って設定だったんじゃないの??
だから、闘いもせずに領土放棄と縮小ばかりを繰り返して、終いには趙と魏の援軍との連携の仕方すら忘れて、負けてしまったというのが、正味の顛末じゃないですか??
ここに来て、生命権はおろか、財産も身分、生活文化までもが保証されて、洛亜完将軍が一身に危険負担を背負ってまで韓の未来の為に、犠牲になったのに、何を別枠の別行動で自殺未遂を起こして、周囲に迷惑をかけるのか??
今までの、彼女自身の努力が水の泡といいますか、洛亜完将軍の心意気にまで泥を塗った思いがします。
そんなん、『秦の手に乗せられて。』とか、他責で騰をなじるくらいなら、気絶してねーで、最初から洛亜完将軍と一緒に蘭城に移動して、亡命政権の首領にでもなっとけよ?って話しじゃないですか。。
あーーー、はいはい。
こうして、書き進めていくことで、自分なりにスッキリしてきました。
今回の話、何がそんなにイライラするのかと言えば、寝起きの寧公主が、実際の韓の国が滅ぶままでの実態や事実を無視して、誰に言われたワケでもない、全部が全部、事実を顧みない自分の被害妄想だけで被害者ムーブ暴走かましているから、ムカつくんですわ。
そんな文句あるなら、お前も新鄭で自殺するんじゃなくて、洛亜完見習って蘭城に移動しろってことなんですよ。
いや、勿論、もともと蘭城に住んでいる人たちからすれば、迷惑極まりない話ではあるのですが。
あー、その点、洛亜完将軍、録嗚未率いる討伐軍との決戦も、どうやら蘭城から出ての野戦だったみたいで、もともと住んでいる住民には相当配慮して死んでいってしまったのだろうか??
泣ける。
猶更、寧公主の悲しみなど、どうでもよくなって来た。
ではでは、今回もキングダム本編について振り返っていきますわ。
キングダムネタバレ:寝起きで八つ当たりする寧公主
寝起きの寧公主、フラフラ歩きます。
前回のラストシーンは、挨拶に来ようとしていた騰と出会った状況のようです。
で、寧公主。
おもむろに、『人は死んだらどうなる?』とか、騰に聞いてきます。
彼女の意図を汲みかねる騰ですが、寧公主は自分を『韓の王室の人間でありながら、国の歴史を自らの手で閉じた史に類を見ない悪女です。』となじり出します。
騰『何故、そのような事を仰るのですか?』
寧公主、この時点で、カナリのツッコミ処があるのですが、聞けばまだまだ、文句があるようです。
曰く『私は貴方の言葉に乗せられて新鄭だけに留まらず韓の多くの民の命を救ったと思います。しかし、一方で救った数とは比べ物にならない程、多くの韓の人間達の犠牲をフイにしたのです。その者達は、韓の為に命を捨ててまで次の者たち、つまり私たちに繋いでくださったのに、私は、その血と命で紡がれた大橋をこの手で無に帰したのです、今、城内では、その苦しみに耐えられず、自ら命を絶つ民も出て来て…、洛亜完将軍とその兵達の死も、全て私が責任です、人が死んで、その後の世界が在るのなら、私は皆に、謝罪しなければ…、』
あー、面倒くさい。
もうええて。
それ言いだしたら、お前ら韓に滅ぼされ淘汰されてきた、他の小国やら他地域の人間も、滅多やたらあの世で、お前に文句言いたいだろうよ?
何、お前だけ、今更、被害者ムーブしてんだよ?と。
あの世の話しを持ちだしたら、どう考えても絶対に、韓に滅ぼされて来た連中の怒りの方が遥かにデカいだろが。
これはヤッパリ腹立つんですわ。
寧公主に。
何なの?
寧公主は、戦国七雄の一つである、韓に滅ぼされた国もあるけど、ソイツらの場合は、徹底抗戦して死んだから幸せとでも言いたいのか??
そして逆に―、
今の自分達と同じように、仕方なしに韓に降伏させられて来た連中だっているだろうに。
其れを、勝手に、降伏した奴らは、“不幸”だとか、やっぱり“幸せ”だとか、お前の主観一つで決める心算なのか??
全部、お前の寝起き直後の、寝坊けた頭で思いついた妄想すぎねーだろが!!
で、腹立たしいのは、それだけのはなしじゃねーんだわ??
寧公主??
アンタ、『救った数とは比べ物にならない程、多くの韓の人間達の犠牲をフイにしたのです。その者達は、韓の為に命を捨ててまで次の者たち』とか言ってますが、ごめんなさい??
それって、完全に嘘ですよね??
アナタたち、実際問題、そんな風に、いままで国を守ってきたとか、偉そうに宣言しきれるほど、戦ってきてないじゃないですか??
だから、洛亜完も博王谷も韓兵の大半以上が実戦経験も積めないまま、弱国化してきたって、散々、自分達で語ってきましたよね??
それこそ、自軍で戦う事はおろか、いままで現役時代の王騎軍相手に国防スキームとして機能させてきた趙軍&魏軍の援軍手配すら、完全に機能不全にしてしまうほど平和ボケしてたのが、今回の秦韓戦争の顛末でしょ?
『自分達は今まで戦ってきた!』なんて、今更、アンタが語って良いような話では無いんですわ。
其れを言っていいのは、最後に、自分の身体と命でケジメを付けた、洛亜完という、たった一人の男だけだ。
寧公主は、それこそ…、
何のために洛亜完が全ての責任を背負って散っていったのか、この期に及んで、全てを台無しにしてくれたんだよね。
この後、騰が寧公主を落ち着かせるために、人は死んだら、善悪カンケ―無しに、光になるんだよ~。って、なんかフワッとまとめた様子ですが、そこも最早、正直、どうでもイイですわ。
何故ならば、神(作者)様的には、なんか、イイ事風な事を描いて、読者を感動させたかったのかもしれませんが…、
折角、騰が自分なりに、寧公主を励まそうと、多くの死を見て来た事実から、『死後の憎悪など無い。』と諭してくれたのに、其れを台無しにしてくれたのも、ヤハリ寧公主だからです。
僅か、一瞬、騰が目を離した瞬間に、城壁の際に立ち上り、身投げのスタンバイをする寧公主。
寧公主『ありがとう騰将軍。恐れが消えました。』
いや? 自分から、『人は死んだらどうなる?』とか、一方的に騰相手に質問しておいて、答えてくれたにもかかわらず、結局、ほとんど中身を聞いてなくて勝手に死のうとするとか、今回の寧公主、自分勝手な自己憐憫を拗らせ過ぎていて、東龍の塔での頑張りまでもが、台無しなって勿体無いんですわ。
で、先に、飛び降りた寧公主を救うために、騰は、咄嗟に、城壁を下方向に蹴って自由落下する寧公主を追い越す為に、加速落下を試みます。
結局、生き残った韓の民に対する責任も騰に丸投げしようとした寧公主ですが…、
騰の超人的な身体の頑強さと、壁を蹴っての下方加速落下の瞬間的判断能力で、一命をとりとめた寧公主。
騰がどうやって、寧公主を受け止める体制を整えたのかは不明ですが、見事に事なきを得た騰。
そして、これからは今、生きている韓の民を助けるのが寧公主で、必要なら、寧公主を一生をかけて支えると宣言する騰。
まあ、寧公主が目を覚まして反省したら、それでイイかという感じです。
いや?
ヤッパリ、そんな感じでもないか。
洛亜完、何の為に反乱分子を一斉に揃えて出奔したのか?
今回の寧公主と自殺するヤツらの蒸し返しで、洛亜完の取った行動の意味が分からんようにしたのは、洛亜完マジで可哀そうやろ。
録嗚未とのラストバトルも割愛されてよ…。(泣)
そんなに降伏に納得いかんのなら、自殺するで無しに、勝手に反乱企てるでも、新鄭以外に独立国家作って、魏と同盟結ぶでも勝手にしろや。
繰り返すようだが、韓だっていくらでも他国を滅ぼしてきた因果を持つ乱戦国時代に、新鄭が無血開城、地位も財産も保証された降伏で、生きている事のありがたみも分らずに自殺者が一定多数出るとか、なんか、めちゃくちゃフザケタ話に見えるんだけどな。
- ネタバレ最新842話 以上 -
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。