( 録嗚未軍の単呂さん 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム)
原先生、今週もお疲れ様です。
洛亜完軍VS騰・李信連合軍による、会戦第二戦、東砂平原の戦い。
リアルタイムでの戦況描写ではなく、何故か、前回のお話で、新鄭で敗戦報告を描いてからの、報告および伝文による回想劇によっての、事後描写。。
先週、私が予想したように、本来、神(作者)様が、ご作成になられたであろう、昂クン暴走劇(正史)が…、
ヤングジャンプ編集部によって、恐らく破り捨てられたことによって、新たに、羌瘣を中心とした戦闘描写に書き直しを強いられたであろう、この数週間、さぞかし無念で在った上に、その労力たるや、本当にお疲れ様でございました。
昂クン及び、飛チン隊100名の精鋭の活躍こそは、羌瘣軍活躍の陰に隠されてしまいましたが、描き直しを強いられたものの、神(作者)様の渾身の努力によって、羌瘣、羌礼の作戦構築や、南チンさんのリアクション、録嗚未配下の単呂さんの奮戦など、非常に見どころ盛りだくさんの描写に溢れたキングダムになっていて面白かったです。
あと、韓軍最強戦力とか描いておきながら、ヨコヨコについては今回は出番すら与えられなかったトコロも、マジで吹きましたww
李信や羌瘣、騰軍三将を狩るためにヨコヨコを投入するのは確かにリスクが大きいですが、彼ら以下の指揮官狩って、次戦の敵の手札を減らすとか、使い道はあったでしょうに。
あと、洛亜完は、英呈平原戦の一戦目で、兵力も将校も大きく数を減らしているのに、何故、今回も平地で、ガップリとした手四つみたいな、正面力比べを無策に展開してしまったのでしょう??
しかも、騰軍・李信軍の全軍で戦闘を進める秦軍に対して、沛曇と眉景の前衛軍に任せきりで、本軍からは何もバックアップ出さなければ、単なる戦力の逐次投入になって、そりゃ当然、ジリ貧にもなるでしょうに。(汗)
ヨコヨコの使い道も見いだせずに、優将であった洛亜完が、何も出来ずに第二戦で再び負けてしまったのは、何故、でしょう??
冷静に考えれば、コレも辻褄が合ってきます。
これもきっと、本来、原先生が、晃クン大暴走を描いた正史の方のキングダムでは、きっと、洛亜完もやるだけのことをやった上での、やむを得ない敗戦であったに間違いありません。
急遽、羌瘣中心の話に描き直したが為に、週刊連載の時間の都合上、洛亜完とヨコヨコの見せ場まで、原先生は、考えてやることができなかったが為と予想することが出来ます。
どの道、非常に残念ですが、昂クンと飛チン隊の活躍は、この次の新鄭王宮チン圧(鎮圧)編まで、待つことになりそうです。
ではでは、今回もキングダム本編について、振り返っていきたいと思います。
キングダムネタバレ:東砂平原戦の詳細
さて、前回、韓の王宮では洛亜完軍の敗報がもたらされましたが、その具体的な戦況は、一体、どのようなモノであったのでしょう?
ようやく、戦闘状況が、今回の話で明かされます。
東砂平原での洛亜完軍。
博王谷を欠いてしまった為に、洛亜完本軍は後軍に身を置き、将軍の沛曇さんと眉景さんの二軍を前衛において、騰軍と李信のマッチアップを構成しています。
沛曇さんと眉景さんの軍には、博王谷軍の兵員を振り分けて、横陣を厚く構成してあるとの事なので、秦軍が嫌がる、長期戦の持ち込みを仕掛けようとしているのは、理解できます。
しかし、予想と大きく違ったのは、韓軍は、武将も兵力も初戦から大きく減らしているにもかかわらず、洛亜完は、今回も、完全な平原で、秦軍に相手に、真っ向勝負しようとしていますね。
秦軍相手に時間稼ぎをするという、洛亜完の目的は分かるのですが、果たして、それに真向力業で対抗しようとする作戦はどうなのでしょう?
これはカナリマズイような気がします。
この点、攻め手側の秦軍からみたら、今回の韓軍はどう見えるのでしょうか?
秦軍、騰軍は前回とおなじ陣容ですが、飛信隊は少し違うようです。。
羌瘣軍が先陣で、李信本軍が後軍になっています。
羌礼『闘気の山が立っておらぬ、昨日の負けから全く立ち上がっておらぬな。』
なるほど、単純に、韓軍の士気が前日とは大きく下がっているのは事実でしょう。
羌瘣『んー、でももっと、開始から全開でいきたいな。。(あー、なるほど。軟チン(南陳)が言っていた、象徴となるような目立つ甲冑は、こういう時に役立つのか。。)』
昨日、主力を張った飛信隊本軍に変わって、相当、余力を残している模様の羌瘣軍。
羌瘣が思案しているトコロに、ニュータイプである配下の軟チン(南陳)さんが、気づきます。
軟チン(南陳)さん、ピキーン! 『は!お呼びですか羌瘣様!』
羌瘣『いや、呼んじゃいないよ。あー、じゃあ旗貸して?』
で、羌瘣が仕掛けたのは、旗をマントに捲いての、兵卒の前を駆け抜けるという、指揮を鼓舞するためのパフォーマンス。
羌瘣『(ニコ)』
で、ここからは、マジに茶番です。
軟チン(南陳)『突撃ィアア!!』
羌瘣の微笑みかけを、真近で見た兵卒が、何故か発狂レベルで、士気を爆上げ。。
そのまま開戦と同時に、沛曇軍を圧倒していきます。
一方、騰軍もまた、眉景軍に同時突撃を敢行します。
しかし、こちらは羌瘣軍ほど、爆発的な進行をしている訳では無さそうです。
理由は単純で、今回、騰軍は、ベテラン兵士を温存して、二日目の合戦で“慣れ”を身に着けた新人兵を中心に実力を発揮させているようです。
これに関しては、韓軍側の士気具合を兼ね合わせて考えると、なかなか巧妙にも思えてきます。
そうこうしているうちに、一旦は、爆発的な侵攻に、限界が来た模様の、羌瘣軍。
ここで飛信隊本軍が第二突撃を敢行します。
騰軍同様に、二日目の“慣れ”で、非常に奮戦する新人軍の姿が描かれます。
しかし―、
新人軍中心の攻め手の故か? その分、どうやら、決定打が討てない模様です。
それに加えて、相対している、沛曇なる武将。
英呈平原戦で羌瘣が戦っていたのですが、カナリ守備が硬い武将であるようで、李信が前にでてきても、なかなか、横陣を崩す事が出来ない状態が続きます。
何か、テコ入れが必要…、だと思われたその時。
休んでいた羌瘣軍が、再び始動します。
羌礼『やはり、あの将には第三波まで必要じゃったな、瘣姉!』
どうやら、羌瘣、羌礼とも、最初からこの状況を狙っていたようです。
李信もまた羌瘣の作戦に気が付いて、コレに呼応。
すぐさま、バックアップに切り替えます。
で、沛曇さん、討ち死に。。
羌瘣・羌礼のダブル巫舞攻撃という、ネームドとは言え、モブ将軍同然のキャラクターにとって、完全なオーバーキルを展開する、羌族姉妹。。
以降、完全に左翼を抜かれた韓軍、李信軍からは洛亜完本軍に猛攻撃を喰らってしまいます。
洛亜完『バカな!?』
コレ、洛亜完的には、羌瘣の実力を、完全に見抜けていなかった故に、洛亜完本軍からの、沛曇軍支援が全く足りてなかったのが、問題であった感じですね。。
李信だけでなく、羌瘣が射程圏外になるように、ヨコヨコを牽制に投入する等、やりようは在ったかもしれません。
何にせよ、眉景軍より、非常に早期の侵攻を喰らっていた沛曇軍に対して、後軍から何も手を討たなかった洛亜完の落ち度も大きいです。
また、羌瘣軍が前に出ているなら、仮にヨコヨコを投入したとしても、後方の飛信隊に所属している、飛チン隊の昂クンと、ヨコヨコがエンカウントする確率も低いです。
ヨコヨコが昂クンに降伏する可能性も必然低くなるため、洛亜完は、ここでヨコヨコを羌瘣軍の抑止力に投入するべきでした。
とは言え、それも完全に手遅れになってしまった洛亜完。
コレで、もう片翼の支軍である眉景のバックアップをする余裕自体が無くなってしまい…、
時間差で、眉景さんが討たれてしまいました。
しかも、眉景さんを討ったのは、録嗚未!!ではなく、録嗚未軍配下の単呂さん。
録嗚未じゃねーのかよ!?(汗)と、どうやら、眉景さんは、乱戦の中で、秦軍モブに討たれてしまった模様です。
結果的に、両翼軍を抜かれて、本軍挟撃を喰らった洛亜完本軍。
撤退するしかありませんでした。
ヨコヨコ『行きましょう、洛亜完様。これ以上、被害を出す前に。この無念は新鄭の攻防にて。』
洛亜完『ああ、そうだな。』
うーん?
一番無念なのは、出番すら与えられなったヨコヨコでしょうね。
今回、ヨコヨコは、闘いもせずに退場。。。
沛曇さんや、眉景さんに迫る、身辺の敵を払う等、秦将こそ狙うのは難しくても、彼が敵の勢いを削ぐに徹するだけでも、相当使い道になったかもしれません。
キングダムネタバレ:新鄭の混乱
で、退却した、洛亜完が向かっているハズの新鄭。
東砂平原での敗戦が決まるとなったら、新鄭から逃げようとする貴族と、主戦論を支持した、張宰相一派とで、早速、内輪もめが発生しています。
寧公主も寧公主で、アレほど騰に降伏勧告を直々に受けていたのに、今更、『新鄭で一丸となって戦わなければならない!』とか、寝言みたいな事を主張しています、
韓王『ぎ、議論を…。』などと云って、王様も完全にフリーズしてます。(笑)
そして、どこから洛亜完の敗報が漏れたのでしょう?
早速、城下でも住民たちの暴動が発生。
城外逃走を企てる市民と衛兵とのトラブルが各方面で巻き起こっております。
まあ、そりゃそうなるでしょう。
この点、寧公主が完全に見落としていた現実が、これなんですよ。
寧公主『韓の民を守りたい!』
そう口々にかたる、彼女なのですが…、
そう、寧公主も韓王も、まったく気が付いていなかったのです。
韓の貴族どころか、住民まで。
韓王家に対して、彼らが思っているほど、信頼など少しも抱いていないと言う事に。(笑)
いよいよ、新鄭チン圧戦が近づいて参りました。
- キングダムネタバレ最新832話 以上 -
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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