( 出番のたびに毎回編集に休載させられる昂クン 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム )
えーっと、南陽や新鄭では貴族の財産も地位も、そのままに…。
ってのが、今現在のキングダム作中の取り扱いなのですが、普通に考えて、山陽やギョウを征服してきたみたいに、秦本国からのドゥンドゥン秦人が強制移住してきて…、
更に、新鄭に住んでいた住民も、他の秦の領土に家族散り散りに強制移動させられて、反乱できる余力をゴッソリと、つーか、完全に出来なくさせられて、韓人としての文化とか誇りとか、そんなん言っている場合じゃなくて、その日その日を暮らすで、精一杯の状態になっていくのが、韓人の今後の運命なのは明白です。
じゃねーと、山陽やギョウの被征服地域の住民たちと比べて、どう考えても、待遇の点において、作品としても、一貫性が取れませんからね。
まさか、古代戦国時代に、韓王都の新鄭で、王や貴族の実権はおろか、財産権や領土統治権もそのままにして、さらに、住んでいる住民に対して、住民自治なんぞ認めているわけもないでしょうし、寧公主一人への機嫌伺のために、そこまで作品がキレイごとに走ったら、流石に、読者としてもしらけます。
でなんで、騰が寧公主を自殺から救い出したことで、いったん、茶番はお開きにしていただいて、ボチボチ、李斯&昌平君主導の、対趙戦線に向けた真面目な、新統治機構の編成や、韓の住民と、既存の秦の若者を移動させての、対趙戦の軍編成に取り組んでいくことでしょう。
しかし、心配といえば心配です。
そもそも、その昌平君が王翦と一緒になって、いきなり、攻める必要の全く無い『宜安攻めようぜ?』とか言い出して…、
さらに、そこで桓騎を失ったにもかかわらず、『こんどは番吾攻めよう。二度目だから絶対に大丈夫だって。』という、反省ゼロ戦略ゼロの二大思い突き作戦の連発で、騰たちは苦心の韓攻めを成功させなくてはならなかったのですから…。
李斯に至っては、配下の姚賈に舐められまくられていて、まるで御しきれていないとか、情報部門の統括さえままならない状態です。
果たして、秦は今回の秦韓戦争の勝利をきちんと活かしきれるのでしょうか?
いろいろ心配ですが、今後のキングダム、秦国サイドの作戦展開を予想してきたいと思います。
キングダムネタバレ:住民強制移動はマスト
冒頭から書きましたが、新鄭をはじめ、韓全土からの住民強制移動は、秦国の国策からして、マストでしょう。
秦韓戦争開始に先駆けて実施された、全土戸籍編成のスキームの再利用して、李斯と昌文君は、今度は領土の全権移譲を受けた韓全土の、住民規模の調査を実施するでしょう。
そうでなければ、折角、獲得した韓の国力を、兵力に動員するも、労働力に動員するのにも、ある程度の制度の定量把握がなければ、成算が立ちませんからね。
或いは、ここらの文官が活躍するフェーズで、秦と韓の間においての、言語や度量衡の違いなどが、問題として浮き彫りなる等が描かれると、面白いと思います。
何気に、当地の難しさを読者にも考えさせる局面が、あるといいのですが、もしかしたら、李斯あたりに面目躍如をさせる場面などが、次回以降描かれるのではないでしょうか?
流石に、文官の仕事まで、騰がどうにか出てきて何とかしてやらねばならんとか、無理があるでしょうしね。。
騰には騰で、以前、強力な勢力である対魏、対楚を相手に、あくまでも武将として、新鄭を軍事拠点として、蒙武や王賁を支援しつづける武将として活躍してもらわなくてはなりません。
で―、
ある程度、秦の官僚団が韓の人口規模と接収財産、新領土と秦の間の交通網を把握した後、大規模な住民移動が実施されるでしょう。
韓人を秦に移動させ、秦人を韓に移動させるのは当然の事、韓人を労働部門や軍事部門に編成し直さなくてはなりません。
ここら辺で、ヨコヨコが韓の兵士がどのように秦軍にコンバートされて馴染ませていくことができるか??
韓の兵士もそうですが、ヨコヨコ自身が秦軍とどのように関わっていくのかについて描かれるとよいのですが…、
ここから先は、キーマンであるハズの、昂クンを出したいハズの、神(作者)様が、どうやって編集とうまく折り合いを付けていくのかがカギになります。
実際問題、おかしいと思いませんか? 皆さん…??
このタイミングで、休載ですよ??
これは間違いなく、またまた、神(作者)様と編集との間で、昂クンの扱いで揉めたに違いありません。
まったく、毎週の連載を楽しみにしている、我々、読者には迷惑な話です。
しかしながら―、
神(作者)様がキングダムをより良い作品として作り上げるにも、相応の構想と練り合わせの時間が必要なのも事実。
我らは、呂不韋のような大人の気持ちで余裕をもって、ゆるりとキングダムの連載を楽しむことといたしましょう。(笑)
キングダムネタバレ:対趙戦線の再編成
さて、征服した新鄭が、騰を筆頭にして、対魏、対楚の一大拠点として、機能していくことは容易に予想されますが、騰の実際の手足になって動く武将としては、録嗚未や干央に加えて、王賁がそのまま対魏戦力として残置されるのは、間違いないでしょう。
史実の魏征服武将として名を残しているのは王賁ですし、実際、今回の戦争での魏の援軍インターセプトとしての働きを見事に果たしていますからね。
新鄭は征服したものの、対魏防衛ラインそのものは、以前、必要であるとしたら、対魏戦線に王賁が続投するのは、自然な流れだと思います。
でなんで、新鄭内部の治安維持が一定の水準で落ち着いてきたら、秦本国に、一旦帰還するのは飛信隊になりましょう。
韓の第二武将博王谷を討ち果たしたことですし、論功行賞も受けるでしょうからね。
ここで、改めて、対趙戦線に向けて、飛信隊の軍団としての規模再編成が組まれることも考えられます。
今現在、李信は六万規模の軍団の長として活躍しているので、黒羊戦での桓騎と同規模の軍団指揮権を保持するようになっていると考えると、スゴイものです。
で、今度は、対趙戦線で、どの道、王翦と楊端和の、残る二将で戦わなくてはならない上に、王翦軍については、今や、かつての亜光・田離里という中核武将と軍団を完全にロストした状態で、李牧さんと戦わなくてはならないのですから…、
飛信隊の強化・強権は、必至なのではないか??
蒙恬率いる楽華軍の位置づけも、明らかに弱体化に至った王翦軍をどうにかするためにも、同じく、強化されたうえで、再び対趙戦線に投入されるのではないかと予想します。
蒙恬軍に関しては、今回の秦韓戦争において、たった一日とはいえ、王賁と同じように、援軍のインターセプトで、舜水樹率いる趙軍主要部隊と実際の戦闘に及んでいる以上…、
一番、新しい趙軍部隊の情報を持っている秦軍将校とその軍団と言えるわけで、この点からも、次戦へのフィードバックは欠かせません。
ま、逆に言えば、韓一国が落とされた、この重大な局面を、部下に過ぎない舜水樹に任せて、李牧本人は一体何をしとったん??という話でもあるわけですが。
しかし、振り返ってみれば、まあ確かに…。
青果(青歌)の連中相手に『ここ(番吾)で秦軍を叩きのめしたら、もう絶対に二度と攻めてこないから今回だけ戦って?』って風に、あまりにも軽い口車で援軍を頼んだ翌々年に…、
秦軍が早々に復活してきてしまうのですから、確かに李牧さんにとっては堪ったものじゃないでしょう。
しかし、それだったら、今度ことは本当に、困ったトキの青果(青歌)頼みなどではなしに、しっかりと国の宰相として地位を固め、十分に数はそろっているはずの、王都圏の軍団を掌握して、邯鄲軍としての地力で秦軍を迎え撃つ準備をしておけばよかったのですが…、
まさか、秦軍が韓を落とすなどとは思ってもいなかったのでしょうから、そんな、次戦の決戦となる地、趙王都邯鄲においての、都市掌握に向けた準備など、全くする必要があることなど、想像にも及ばなかったのが、色々な意味で致命的要因につながっているように思えてなりません。
うーん??
本当に、あと作中の一年で、神(作者)様は李牧さんの最後を描くつもりなのだろうか??
李牧が代建国まで、延命される方針なら、せめて旗頭になる、やる気だけ王子(嘉太子)、お前もがんばれよ。
- キングダムネタバレ最新843話 以上 -
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。