(ダントの現上司 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム )
戦だ。
李牧さんの言う通り、無慈悲なものだ。
アノ傷だ。
作中で確定的な死亡判定こそ出てはいないが、恐らくダントは逝っただろう。
ダントの意志と、楊端和への思いを捻じ曲げてはいけない。
思えば、岳雷さんが死したときの様に、俺は悔しさで悶えているぞ。
青華雲の楊端和に放った矢は、せめて急所だけでも外れていることを、今は祈ろう。
矢の報復は、間違いなく、弓矢兄弟が文字通りの倍返しで、青華雲に死返してくれるだろう。
それでは、早速、今週もキングダム本編について、振り却っていきたいと思います。
コンチクショウ…。
中華十弓…、
一位の青華雲と、下位グループの黄離弦・魏加・白麗あたりとは、こんなの最早、完全に別モノやんけ!!
ヤッパリ中華三弓ぐらいに改名しろよォ!!
キングダムダムネタバレ:ダントに矢が命中。
不意に戦場の遠くに違和感を感じたダント。
ダントの飼っている鷹のカプロも警戒の声を発します。
カプロ「ギィ!」
ダント「なんじゃ、気のせいか?」
次の瞬間…、
放たれた矢が、ダントの首を貫通。
仲間が気が付いた時は、既にダントは落馬、地の上で天を仰いでいる状態です。
驚愕するフィゴ族の戦士たち。
せめて、直前にダント本人とカプロが警戒を伝えていた事で、急所だけでもハズレていればと祈らんばかりなのですが…、
多くの前線の趙兵が、あのダントが地に付す様を目の当たりにしたことで、一気に前線の勢いが趙軍に呑まれてしまいます。
矢を放ったのは、現中華十弓の青華雲。
標的ダントを視認可能距離の際限より、矢で捕らえた模様です。
感嘆する趙兵には、興味もくれない青華雲。
モブ趙兵「お見事でした!」
青華雲「…お前の目で俺の弓の何が分かる。」
一瞥した後、何の感慨も示さず、次の得物にむかって移動し始めます。
激しい吐血。
ダント「楊端和を死なせてはならん。」
ダントは、ニムシなる側近に楊端和、“凶悪な弓手”が迫っている旨を伝えるように、伝令を促します。
これが、ダントの最後になるのか…?
ダァー、畜生ッ!!!という怒りと感想を抱きつつも…。
ニムシが楊端和への伝達に出立しようとしたその時。
舜水樹によるフィゴ軍包囲が既に完成。
ニムシが伝令に出れるかさえ、危うい環境になってしまいました。
舜水樹「残りに何もさせぬままに皆殺しにしろ。」
楊端和の下には、フィゴ軍が崩壊した事のみが伝わります。
フィゴ軍の持ち場は楊端和軍の最右翼。
中央右のバジオウ軍との再会を、趙軍が割って進軍。
坊陣にも届く勢いで接近してきます。
フィゴ軍は舜水樹軍に包囲されているために、楊端和軍の斥候からは何が起こっているのか読み取れない。
敵侵入軍への迎撃を兼ねて、その不確かな戦況の中に、楊端和自身が2千の手勢を率いて、出陣します。
楊端和「ダントに喝を入れて戻って来る。」
このように、ダントに何が起こったのか?
それさえ分からないことが、楊端和の出陣を危うくさせます。
楊端和出陣の報告をきいた舜水樹。
舜水樹「全て李牧様の手の平の上だな。」
この会話から分かるように、舜水樹としてはダントだけでなく、楊端和の命さえも早々に摘み取る算段であった様子が伺えます。
いやいや?
楊端和軍って、それ単体で7万ですよ??
いくらダントが倒れたからといって、後方軍や予備軍が無いワケないじゃないですか。。
確かにコレで本陣楊端和出動って、趙軍サイドへのご都合が過ぎるような気がするのですが…、
それでも残念ながら作中で、何故かノコノコと2千程度手勢で出陣してしまう楊端和…。。
ダントが懸念した"凶悪な弓手"の存在すら、何も楊端和軍には情報がもたらされていないのが、状況の恐ろしさに拍車をかけます。
しかし―、
今まで趙軍の合戦には出てこなかった青華雲が、何故、今回、出陣してきのか?
李牧の強い働きかけがあったことが、容易に伺えます。
武神ホウケンと青歌の司馬尚に続き。
最強の十弓、青華雲の召喚について。
青華雲が思い返す処では…、
どうやらまあ…、
かなり以前から、自分の弓は“もう戦に持ち込まない”と決め込んで、趙の戦を静観する心算であったようです。
青華雲「俺の弓は戦いではない。ただ一方的で無慈悲な殺戮だ。」
さらに曰く―、
青華雲「分からなくなったのだ。俺の弓は何なのか…。」
そう、訪ねて来た李牧に語る青華雲。
そこから、李牧と同語り合ったのかは分かりません。
しかし、事実、いまや戦場に立っている青華雲です。
程なくて、楊端和が誘い出された戦地に到着する青華雲。
早々と楊端和を射程に捉えます。
そこに…、
どうにか舜水樹の包囲を脱して来た冒頭のニムシ。
ニムシ「バカな…、ここは楊端和の直下兵団か?まさか楊端和が前線に出てき?」
楊端和兵A「何だコイツ?フィゴ兵か?? お前、フィゴ軍からきたのか?フィゴ軍は今どうなっている??」
ニムシ「それは後でいい!楊端和が狙われているのだ!!」
楊端和兵B「!?」
青華雲「……。」
楊端和「!?」
楊端和側近「どうされました?楊端和様」
楊端和「いや…、何でもない。」
ニムシ「に、逃げろ!!逃げろ楊端和!!」
次の瞬間、後背から楊端和の胴を貫く矢。
青華雲が、馬上で思い返す李牧の言葉は…、
李牧『それでいいと思いますよ。戦場とは無慈悲なものです。』
うーん??
それでいいのか青華雲??
お前、これで李牧さんの第三のポケモンに身をやつしたも同然なんやぞ。。
李牧さんに唆されて、秦と戦う羽目になったホーケンと司馬尚を見てみろ。。
全員、ロクな目に遭っちゃいないのが、青華雲には伝わっていないのでしょう。。
でも、大丈夫です。
この戦いで、青華雲も秦軍飛信隊によって、間違いなく弓矢兄弟によって、目を覚まさせられることに相成りましょう。
自分が一番の十弓なんかではないことにな!!
そして―、
楊端和も絶対に大丈夫だ!!
楊端和が死んだら山の民軍は統率すら取れなくなるからな。
来週は休載ですが、信じて待ちましょう。
急所だけはハズレて戦線離脱するも、具体的な指揮権はバジオウが保持。
以降、蒙恬が秦軍南方戦線の主軸となって、彼を支える戦いを演じていくのだろう。
俺には、既に見えますよ、青華雲。
お前の最後がな。
李牧さん「次は飛信隊の李信をお願いします。」
青華雲「フン…、次も詰まらん相手なら帰るぞ。」
李信を目掛けて矢を放つ青華雲。
ヒュッ!(※青華雲の矢が放たれた音)
その刹那、同時に…。
ドピュッツ!!(※何か液体が発射された音)
ボトン…。
何かに迎撃されて、粘液塗れになって地に落ちる青華雲の矢…。
李牧さん&青華雲「ん?」
ヒュッ!(※青華雲の矢の音)
ドピュッツ!!(※何か液体が発射された音)
ボトン…。
ヒュッ!(※青華雲の矢の音)
ドピュッツ!!(※何か液体が発射された音)
ボトン…。
とまあ…、
青華雲が放つ、第二第三の矢も…、
全て何かの粘液に絡め取られたように、狙った李信に届かず、地に落ちてしまいます。
青華雲「これは…、何が起っている?」
と、青華雲が手を止めた、その時です。
ドピュッツ、ドピュッツ、ドピュッツ!!
ベシャベシャベシャ!!
青華雲「グッ…ぬゥ!? なんだこの粘液は? 弦をもつ右手に飛んで来て、そのまま固まってしまったぞ。これはでは矢を持てぬし、放てぬ!! クソーッ。一体何が起こっている!?」
ドピュッドピュッドピュッ!!
ベシャベシャベシャ!!
青華雲「グワーーー! 目、目ァがーーーーーーー!!!」
モブ趙兵A「青華雲様ァーーー!!」
モブ趙兵B「オェッ…、何これ? 白くてめちゃクチャ臭ッせェ!!」
ドピュッドピュッドピュッ!!
カイネ『キャ―――!!』
ついでに、粘液はカイネの全身にも命中。
この結果、カイネは李牧さんの子ではなく、何者かの子供を目出度く懐妊している事が後日判明ッ!!
そして…。
ダントの現上司である、某(棒)キーマン『今や、弓兄弟!俺の弟子になったダントの仇を討つんや!!』
仁&淡「ハイッ!」
仁:ドヒュドヒュドヒュ!!
淡:ズドズドズド!!!
ヨコヨコ『うおおおおお! 手前ェら、よくも俺の同期仲間になってくれたダントをやってくれたなァ! ぶっ殺す!! 覚悟しろよ!!』
フテイ軍&趙葱軍「え? それやったの俺達じゃないですよ。マジ撤退するんで勘弁してください!!」
フテイ『オイ!お前ら逃げんなーーー!』
李牧さん『フテイに青華雲。アトは任せました。』
趙葱『え、あのちょっと?』
青華雲「グワーーー! 目が見えねえ、弓を手放して馬で逃げれねェ!!もう弓なんか持ちたくないよォーーー!! クソ、クッソーー!!李牧に騙されたァ!!!! もう分かった、弓なんてただの荷物だよ!! 俺もう引退するから許してくれよォォーーーー!!」
とまあ…。
青華雲は、こうして一方的に矢を放たれる者の気持ちを理解して、“自分の弓が何なのか”の理解も得て戦場を去っていくに違いありません。
- キングダムネタバレ最新854話 以上 -
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。
