(チン年あけましておめでとうございます。作画引用元 原泰久先生 作 キングダム )
※以下は862話までの内容を踏まえた予想です。ネタバレが気になる方はご注意ください。
※本記事はキングダム862話までの内容を踏まえた考察・予想です。ネタバレが気になる方はご注意ください。
キングダム862話は、弓矢兄弟の弟・蒼淡の敗北と、それを受けて兄・蒼仁が前に出るまでを描いた、感情的に非常に密度の高い回でした。
覚悟の継承、個の限界、将が見守る判断など、キングダムらしいテーマが凝縮されており、物語としての完成度は高い一話だったと思います。
ただ一方で、863話以降を予想するにあたって、どうしても拭えない感情があります。
それは、「もうそろそろ決闘はいいから、軍団同士の戦争に戻らないとおかしくないか?」
という視点です。
本記事では、863話で起こり得る展開を予想しつつ、あえて「戦争漫画として見たときの違和感」や「ここから軍がどう動くべきか」という観点も考察していきます。
862話までの整理|個人戦に寄りすぎた戦場
まず前提として、ここまでの流れを整理します。
中華十弓第一位・青華雲という戦略級の弓兵が登場
それに対抗する形で、飛信隊の弓矢兄弟が個人戦を展開
李信は援軍を出さず、戦いを個に委ねる判断を取った
物語としては非常に美しい構図です。
弟が限界まで戦い、兄が覚悟を引き継ぐという流れは、キングダムの王道とも言えます。
しかし、戦争という視点で冷静に見ると、かなり異常な状況でもあります。
中華十弓第一位は、本来なら「一騎討ちの相手」ではなく「部隊で排除すべき危険目標」だからです。
というか、まぁ。
一騎打ちの結論を書くと、そりゃ仁が勝つでしょう。
青華雲は胸に春画をしまっているので、死ぬことはないでしょうが、お気に入りの春画を開いた瞬間、自分の命の代わりに、破けてしまっているのに、気が付き、失意のまま、十弓引退表明をして、十弓勝負の幕が閉じられます。
青華雲『くッ、仁の矢で春画敗れた…。全部アイツ(李牧さん)のせいだッ!!(怒)』
863話は「勝敗」より「区切り」を描く回になる可能性
863話では、蒼仁と青華雲の直接対決が描かれる可能性が高いでしょう。
ただし、ここで決着がつくとして、軍団同士の戦線がどう変化するかは、別問題です。
むしろ重要なのは、
蒼仁がどこまで通用するのか?
青華雲が本気を見せるのか?
その決闘が戦場全体にどんな影響を与えるのか?
という「評価」と「区切り」だと考えられます。
そして、この区切りが描かれた時点で、物語は必ず軍団戦へ戻る必要があります。
863話後に起こり得る戦局変化①
飛信隊は対策を前提に動かざるを得ません。
青華雲が生きていようが退こうが、飛信隊は同じ失敗を繰り返すわけにはいかならいからです。
次にやるべきことは明確です。
前線歩兵の盾密度を上げ、中隊単位で連動して前進する。
つまり、「もう一人の弓に戦場を荒らさせない陣形」への再構築です。
これを行わず、万が一、青華雲が勝利して、敵兵が押し寄せる被害が出た場合、それは完全に指揮側(※李信個人の指揮)の問題になります。
863話後に起こり得る戦局変化②
趙軍もまた、青華雲を使い直す必要があり、趙軍側にも明確な課題があります。
中華十弓第一位という貴重な戦力を、前線に近づけ単独行動に近い形で精神論ベースで使っているこれは、軍として見ればかなりダメな運用です。
863話後に起こるべきなのは、青華雲を後方に下げ厚い護衛を付ける、弓兵部隊として面制圧に切り替えるといった、「個」から「戦力」への再定義でしょう。
しかし、仁の勝負との後で、おそらく使い物にならなくなったであろう、青華雲を、立ち直りさせるのは至難の業です。
二次元大好きな青華雲には、しばらく引きこもりにさせる時間が必要になるでしょう。
春画も一枚や二枚の増量では立ち直ることができません。
奴の性癖に合った絵柄や、キャラクターを事前に聞き出していなかった、李牧さんの落ち度と言っても過言ではありません。
で―、
李信もまた、「任せる将」から「動かす将」に戻るべき段階です。
李信は、これまで意図的に介入を控えてきました。それ自体は、部下の成長を信じる将として正しい判断です。
しかし、863話以降も同じ姿勢を続けると…、
状況整理をしない。
戦線を動かさない。
個の結果に任せきり。
という状態になり、将として何のために、戦場にいるのか分からなくなります。
ここから信に求められるのは、
①被害の把握
②戦線の整理
③次の一手の明確な号令です。
そろそろ、「ここからは軍の仕事だ」というフェーズに入る必要があります。
弓の決闘は十分描き、覚悟の継承も伝わった。
なので、これ以上続けると冗長になるので、そろそろ軍を動かしてほしいといった局面です。
863話は、個の物語に一区切りをつけ、戦場全体が再び動き出す合図になるべき回だと考えています。
キングダムは、個の熱さと軍団戦のスケールが噛み合ったときに、最も面白くなる作品です。
だからこそ、次に期待したいのは、一騎討ちの決着から、**「将が動き、軍が動き、戦局が動く瞬間」**になると考えます。
観戦しに来ただけの李牧さんの危険性。
また、最も重要に考えているのは、趙軍視点での反撃作戦なんですよ。
正直、李牧さんが、青華雲の勝負を観戦しているだけなのが、これを見ているだけなのはキツすぎます
ここからは完全に趙軍側、しかも上司目線でのツッコミ考察です。
冷静に整理すると、趙軍は「やれること」が多すぎます。にもかかわらず、実際に描かれているのは、
青華雲が一騎討ち、周囲の将と兵が固唾をのんで見守る。
という、戦争としては意味不明な光景です。
これは感情論ではなく、純粋に作戦の話です。
しかも、李牧さん自身が「状況を把握している」前提なのが余計にキツいです
まず大前提として、李牧は無能ではありません。むしろ作中屈指の情報処理能力と全体把握能力を持つ将です。
つまり…、
青華雲が前線で一騎討ちしている。
相手が飛信隊。
その中心に李信がいる。
この状況を把握していないはずがないのです。
把握しているのに、何も動かないというのは、将としてはかなり厳しい。
本来、李牧が即座にやるべきこと(箇条書きで山ほどあります)
正直、やることは山ほどあります。
① 退路遮断
青華雲が戦っている=敵の視線はそこに集中しています。
ならば、フテイなどの機動力ある部隊を使い李信が射程外に逃げられない位置を押さえるこれ、基本中の基本です。
② 飛信隊本陣への圧力
一騎討ちが始まった瞬間は、敵の指揮が一時的に緩みます。
側面への牽制、予備兵の投入、陣形の分断やり放題です。
③ 青華雲の“時間稼ぎ”を戦果に変える
青華雲が戦っている時間は、趙軍にとっては完全なボーナスタイムです。
にもかかわらず、
「すごい…」
「どっちが勝つんだ…」
みたいな空気で見ているのは、戦争ではなく観戦です。
何よりおかしいのは第892話で、飛信隊本陣に報告が上がっている通り、「各戦線で趙軍(フテイ軍と趙ネギ軍)が押されている」ことです。
ここ、かなり致命的です。
中華十弓第一位が前線で時間を稼いでいる。
にもかかわらず各部隊戦線は飛信隊に押され気味
……正直、草が生えます。
これはつまり、
青華雲という“切り札”を使っているのに他が全部負けている。という状況です。
これ、指揮官目線だと最悪です。
上司として見た李牧さん、流石にこれはキツいです
ここはかなり辛辣になりますが、あえて言います。
中華十弓が命を賭けて時間を作っているにもかかわらず、最高司令官が一般兵と一緒に固唾をのんで見守っている。
これ、現場の兵士から見たら最悪の上司像です。
少なくとも、「今は見る局面だ」では済まされません。
見るのはいいけど、同時に動けという話です。
なぜこんな描写になっているのか(作者都合の整理)
もちろん、理由は分かります。
個人ドラマを最大化したい
青華雲の格を保ちたい
李牧をここで動かすと話が一気に終わる。
つまりこれは、“戦術的合理性 < 物語演出”という、意図的な歪みです。
問題は、その歪みが「さすがに見過ごせないレベル」まで来ていることです。
神(作者)様、新年早々から、李牧師匠の面目躍如を描き切ってくれた想いが伝わります。
普通に、笑いと言ったら、誰をコケにしたり、笑いものにしたりといったネタになることが多いのですが、李牧師匠の笑いは、趙軍全体を危険に晒すという、更に高度は賭けに出たお笑いで、誰も真似することができません。
李牧師匠には、新年最初、脱帽させられてしまいました。
今年もフテイ役に立たなすぎィーーーwwww
まとめ(ツッコミ要約)
李牧、見てる場合じゃない
フテイ、今使わずにいつ使う
青華雲の時間、無駄にしすぎ
各戦線押されてるの、普通にヤバい
これは戦争じゃなく観戦モード
だからこそ、863話“後”には、
「趙軍、ようやく動く」
という展開が来ないと、物語としても戦争としても締まりません。
秦軍が危機にならないと、どうしても、昂クンの出番が作れませんからねェ。
そのためにも、我々読者は、李牧さんに、これからも期待せざるを得ないんですよ。
今年は飛信隊と飛チン隊の時代!
秦軍もチン軍に大変身!!
