( 王翦 作画引用:原泰久先生 作 キングダム )
神(作者)が秦軍の食糧難をどうやって解決するのか?
神(作者)自身が「驚くべき手段」と自らハードルを上げ来たので、それだったら一番読者が驚くのはコレだろうと思い出し記事を追加しました。
自分でもカナリ以前の考察と予想なのですが⇒【キングダムネタバレ608‐3王翦は秦王政の新たな政敵】
王翦は登場した当初からブレずに自分のくに(領土)の保全を主張して、秦軍本営とは独立して自ら投降した敵兵をスカウトするなどの私軍編成に余念がありませんでした。
そこで、その点から予想を進めると、昌平君の作戦から独立した王翦独自の戦略主導で展開される今回の鄴攻めの顛末は…、
王翦主観で見れば、ここぞとばかりに彼の野心を具現化させるための機会として利用すれば、絶好のタイミングでもあるとの見方が出来るかもしれません。
また、前回書いた予想記事に読者さまから追加でコメントを頂いたこともあり、ここから着想をいただいたことで本編ネタバレする前に追加でキングダムネタバレとして残しておきたかった感じです。
重ねてコメントをくださった読者様には感謝致します。
以前から暗に語られるだけであった王翦の領土との関係性や、王翦の背後にあるスカウトされた私軍がココで活かされるとたら、どのような使われ方があるのか?
王賁非嫡子疑惑の中でも疑問に残った、王宋家の当時の戦国国家間の中での名家としての政治的な立ち位置も勘案すると、ここで王翦がロウアイのように国家独立を果たすなら…、
法治国家としての是を主張する秦国にとっては大きな足かせになります。
また、旧国家体制の主軸を成す、名家による集合体としての宗家文化で国体を形成する李牧側の為政者たちにとってみれば…、
王翦の独立を支援して、秦との緩衝国家として牽制するのはカナリ大きな利益を生むのではないかと推察できます。
では、さっそく現在の状況に王翦の鄴独立がどのように関連するか見てみましょう。
キングダムネタバレ‐食料補給プラン①王翦の私軍で解決
王翦の秦国内の領地が何処にあるのかキングダム本編の中では明らかにされていません。
そこで、仮説とし王翦が499話で昌平君に秦国内を自軍の私兵が自由に行動して、金安に保存してある食料を独自に運用させてもらえる言質をえたいたとしたら…、
王翦は秦軍さえ把握していない規模の兵力を独自動員して、黄河を東進させて事前に水上待機させることも可能だったかもしれません。
もちろん、これだと第555話で昌平君が昌文君たち一緒に王翦の意図が分からなかった場面とも辻褄が合わなくなりますが…、
神(作者)的に555話の王宮の場面はなかったコトにすればいいだけなのかもしれません。
いまの神(作者)なら、それくらいの過去の伏線設定をスルーするとか普通にあるかと思います。
キングダムネタバレ‐食料補給プラン②独自外交で確保
国家独立を宣言したとなれば、独自外交を打ち出すことが出来ます。
ここでも499話での昌平君に『占領した鄴は、先ず陥落させた私に統治させてくれ。』などと言ったように、
秦国にとっては便宜上でも一時措置でもいいので、事実上の実態として王翦自身に統治権の言質を得ておくことで奇策とした形になります。
この点、王翦の王宗家はそれこそロウアイなどとは比べ物にならんくらいの名家的立場です。
名家としての歴史で言えば、かつての上司であった蒙ゴウ将軍の蒙家などよりも、その歴史的沿革性も深いと考えられます。
これなら、政治的に名宗家から主権をはく奪して、万民直接支配の国家構想を持つ秦の法治体制とは全くの反対側の立場に基づくアンチテーゼ発信するも可能です。
こういったプロパガンダに乗せることが出来れば、李牧なども一気に『昨日の敵は今日の友』に早変わり。
花粉のように、「王翦王様♡ 一緒に秦王の暴挙に対抗しましょう♪」などと靡いてくるのもアリかもしれません。
また、499話で昌平君と一緒に王翦を見送っていた昌文君も、趙国中枢のカクカイをターゲットに政治工作が可能なほどの浸潤を果たしていた背景からも、
王翦が将軍という軍属の立場にありながら、これを水面下の暗闘として知らないハズがありません。
鄴でも国家独立の宣言による作戦発動の瞬間に、李牧の意図を超えてまさかの趙中枢からの食料献上というネタバレであれば、
どのネタバレ予想よりも全国のキングダム読者は驚きを隠せないでしょう。
そうだとしたら、むしろ王翦の戦略なんかよりも、昌文君たちの普段から政治工作のほうに大きな功績の比重があるように思えてきますが…、
それならそれで得てして言われるような表現で、『李牧、開戦前からウヌは儂に負けていたのだ』的な決め台詞に繋がるの分かりやすい顛末なんじゃないかと考えます。
まあ、僕も本編が公開される前に書けるだけ書いとけみたいなノリなので丁寧な予想ではありませんがね。
ただ、本編でも王翦は独自の情報網を所持していることや、この先に現趙王が病死するとか、夏太子が優秀でも廃嫡になってしまうとかの史実ネタで…、
秦側が政治的に揺さぶりを仕掛ける為のルートがあまりにも多いことは事実です。
伏線としても書き込みはそれほど多くはありませんが、次の木曜日に本編ネタバレする前に勢い書かずにはいられませんでしたね。(笑)
キングダムネタバレ‐食料補給プラン③商的ルートで確保
秦には呂不韋がまだ生きています。
これで、もしも第499話の『お願い昌平君の巻き』の内容が、呂不韋のような巨大な商業資本の活用がネタバレで発動すればどうでしょう?
例えば、趙国内の呂不韋の資産を使って食料を調達するとか、趙が秦側(呂不韋)に負っている負債をチャラにしてやるから食料よこせ的な顛末も、今の秦国と趙国の関係性だけで見ればアリなんじゃないかと思われます。
もちろん、王翦が昌平君への言質を得ていたとしても、どのタイミングでそれを発動するんだ?という部分はこのネタバレ予想では埋まりません。
なので、この点でネタバレの発動条件を趙国内に仕込んでおくと考えることもできますが、例えば趙王都邯鄲に鄴に王翦が誰か関係者を送り込んでいたとかは乱暴すぎます。
サイタク様も死んでしまっているので、最近いくら急造キャラを作るのが好きな神(作者)でも、いまから新規にやり手の外交官のキャラ設定をひねり出すのも至難の業です。
趙ではなく現在中立の斉の領土から支援が発動するという案も頂きましたが、これも決め手になりそうな仕込みになりそうな本編の伏線描写が少ないがネックです。
そこで、あくまでも可能性に絞った話ですが、政治ルートでもなく、戦闘部隊間の伝達ルートでもなく、独自に情報活動を展開している商人間の情報ルートで停止条件が発動したという顛末などは考えられないでしょうか?
事実、呂不韋の若年時代のように、遠巻きに商人が国家間の戦闘を観察している等は、容易に想像できる構図です。
もちろん商人にとって鄴攻めクラスの大戦などは、その後の巨大な相場変動への対応の為にも戦地の危険を冒してでも手に入れたい情報のハズです。
これも伏線は非常に乏しいですが、王翦がその商人たちの目論見を私的な情報ルートをから逆に利用したという折衷案なら、今の連載の状況からでもなんとか作れなくはないかもしれません。
― キングダムネタバレ最新636話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。
Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)
本編の考察⇒キングダムネタバレ第635話 宝の山 考察
前回の予想⇒キングダムネタバレ最新635予想 李牧は愚民の始末、楊端和も帰還