( 信 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第677話 )
桓騎のお頭、表紙今回はカラー扉絵です。
イイですね、コレ神絵じゃないですか?
是非是非コミックスの表紙にも使ってほしいです。
というわけで、今回の秦軍の見どころは、このお頭の表紙だけってコトで、完全な秦軍サゲから戦はスタート。
ギョウ攻めのトキですら、王翦軍8万8千VS李牧軍12万とかだったのに…、
何で国家としてより弱体化しているハズの趙軍が、今回、趙軍24万VS秦軍8万で兵力インフレしてるんだよ?
今回の秦軍サゲも凄すぎだろ。(笑)
コチョウさんは、『王都圏の兵力を密集させたら秦軍は困る~。』とか言ってたけど…、
いやいや?それって、王翦がギョウの城に周辺住民を“寿司詰め”にした戦略を、コチョウ将軍自らが王都圏全体というより膨大な規模でやらかしてんのと同じハズなんですが…、
何故か趙国の皆さんは物資欠乏や調略の混乱もなく元気いっぱいやってます。
ではでは、今回もキングダムも振り返っていきましょう。
目次【本記事の内容】
1.キングダムネタバレ-喜ぶカクカイがムカつく。
オイオイオイオイオイ!?
初ページから、奮戦する王賁、なんか一方的にやられている玉鳳。
しかも、すぐさま馬が倒されて王賁落馬。
テンパって叫ぶ番陽。
いや、ちょっとさ?
桓騎が無茶ぶりしたとはいえ、王賁自身、キングダムのメインキャラなんだから、他のモブ秦軍と違って、なんか現場で、特別な工夫でも凝らして頑張るとかはしないの?
これって、とりあえずの形で馬鹿正直に真向から戦ってるって事ですか!?
そりゃしんどいやろ。(汗)
王家の財力とか使って何か兵器とか用意するとかできなかったんだろうか?
ほら?嫁さんの実家も金持ちなんだろ?
地形を改変できる工兵とか雇ったりできたらイイとおもったのですが、それは流石に期待し過ぎか…。
そこから何やら嬉しそうな顔で駆ける伝令兵。
趙国王都邯鄲に駆け込みます。
秦軍劣勢の報に喜ぶ廷臣。
そして、自分が差配したワケでもないのにガッツポーズを取るカクカイ。
お前が喜ぶな!!と言いたくなります。
同じ他人の手柄でも、呂不韋が合従軍編で『サスガ、儂の蒙武💗』と言っていた様の方が何兆倍も可愛く感じます。
見ててムカつくので、頼んますよ神(作者)様!!
後ででイイです。
後ででイイので、カクカイが思いっきり狼狽して失禁しつつ、絶望する様を描いて下さい。
で、その報告はさらに北方の青歌にも到着。
どうやら、李牧も独自に情報収集に動いていたようです。
青歌城内でしょうか?
神(作者)様が司馬尚をまだ登場させないのは、仕方がないのですが…、
その分、あくまで客将でしかないハズの李牧が、まるで青歌の城主みたいな態度になっているのが笑えてきます。
カイネたちは喜んでいますが、何も発言しない李牧が内心で、『クッソ桓騎、もっとコチョウ軍ボコボコにしたれや。カクカイが調子乗るやろが!』とか思っていたらイイのに。
2.キングダムネタバレ-心配する信と蒙恬
宿営地に待機中の飛信隊。
彼らも、桓騎軍と王賁軍が劣勢である情報をキャッチしています。
しかも、ここで分かった情報は読者もビックリ。
対コチョウ軍として開戦したこの戦、すでに開戦から8日も経過していることが分かりました。
一方、同じ秦軍でも王翦軍の反応はどうでしょう?
上記の通り、桓騎軍とコチョウ軍がガップリ嚙み合って既に8日。
当初『様子を見る。』とか言っていた王翦将軍はじめ、田里弥らの各将は、何故か、未だにノンビリ前線待機です。
2-1.8日間丸ごとロスした王翦軍
いやさ?
倉央らも、田里弥らの“読み”が外れたとか呑気なコト言ってないで、コチョウ軍が真っ向から桓騎軍と嚙み合ったのが分かったのなら、そのまま前線を推し進めて行かなアカンやろ?
8日間、ホントに様子見しかしてなかったのか?
アホなんですか王翦大将軍??
楊端和軍だって健在だろうが。
しかも、ワザワザ秦国から動員するワケでもない、地場兵力の犬戎軍を丸ごと接収しているのに、何で、こんなまるで存在していないかのような扱いやねん。
桓騎の意図がどうであれ、一度、真っ向から噛み合ったコチョウ軍としては、10万オーバーの軍団を引き返させるのは普通に難しいです。
ってゆうかコチョウがそれやったらやったで単なる無駄な動員です。
田里弥の懸念が回避できた時点で、王翦軍・楊端和軍は、早く素直に武城・平陽を攻めろよ。
それだけで、普通にコチョウ軍に圧力掛けることが出来るだろうに。
更に言うと、別に、武城・平陽に拘る必要も無いでしょう。
王翦軍が行軍速度に自信があるなら、安全地帯を抜け出してノコノコ野戦に出てきたコチョウ軍を背面(側面)包囲して、袋叩きにしてもいいんじゃないでしょうか?
あれ!?テキトーに書いてみたけど、王翦と桓騎がコンビネーションで敵の大軍を嬲殺しにしていく様なんかは、普通に見たいという読者は多いと思うぞ。
これなら、まだ合従軍編で、李牧が各国の大将たちと迅速に秦国中枢を狙って、一気呵成に攻めて込んでいって、『秦国中枢を麻痺させます。』と言っていた方がはるかに優れていると思う。
一体何が“速度で勝負”の六大将軍なんだ!?
秦国サゲを描きたいのは分かるけど、ここはホントにダメ場面だと思う。
でなんで、蒙恬も進言する内容が少し違うと思う。
蒙恬『王翦将軍、飛信隊を動かすことを進言します。』
うん…、現状、桓騎軍に援護が必要なのは分かります。
だから飛信隊を使うってのも、対症療法としては必要です。
しかし、蒙恬もまた、自分たちで王賁を助け、飛信隊の投入をより効果的な運用にするためには、なにより、王翦軍自身として、どう動くかを進言するほうが重要なのではないでしょうか?
ここでの蒙恬の進言に、王翦は『飛信隊は動かさぬ。』と反応。
理由を聞く蒙恬ですが、王翦は、いつの間にやら桓騎軍から伝令が来ていて、『楽華軍は(王翦軍に)やるから、飛信隊は中間地に留めておけ。』という報せが来ていたことを明かします。
これは、端的にいえば、飛信隊は桓騎軍が使うという話が着いたということで王翦軍と桓騎軍の同意が着いたという事になります。
同時期、飛信隊にも桓騎軍の伝令が到着。
名前は知らないけど、黒羊戦での伝令オッサンです。
『今すぐ全軍で援軍に来い、今すぐだ!!』
めっちゃ焦ってますね。
待機中とは言え、準備万端であった飛信隊。
スグに信の号令のもと、羌瘣隊を合わせた1万5千が出陣します。
戦力の逐次投入という形ではありますが、1万5千…。
こうやって動員数だけ見ると、いくら影丘の地形がヤバいと言っても、人工の運用次第によっては、どうにかなりそうな期待が持てなくもない?
あ、でも河了貂、“築城”が下手とか言ってたしな…。
やはり土木工作の観点での攻略は、飛信隊投入でも期待できないかもしれません。
2-2.王翦に激高する蒙恬
飛信隊が桓騎軍の援軍に向った情報が王翦軍にも伝達。
倉央が、『やっとか、どうせ使うなら、もっと早いほうが良かったんじゃないか?』
いやいやいやいや?
くどいようですが、それを言うなら王翦軍自身がもっと早く、趙国中枢を攻めるべきです。
蒙恬が『飛信隊は数字以上の力を持っている、立て直しのきっかけには十分成りえるはずだ。』と言ったところを…、
倉央は『だといいがな~。』などと後輩相手に詰っているのですが、そんな場合ではないでしょうに。
沈黙を守っていた王翦ですが、不意に蒙恬に問いかけます。
王翦『お前は此度の桓騎は何を考えていると思う?』
蒙恬『桓騎は普通にコチョウの首を取るつもりだと思う。』
蒙恬の端的な答えに、倉央と田里弥はワキ役らしく絶句しています。
しかし、ここで再び間をおいて、倉央は嫌味っぽく『フっ、なるほどね~、それはかなり見物。』とか被せてきましたが、この点、王翦軍の中ではどうしても小物感というか、やはり第四将といった感じがしてきます。
第一将のアコさんは、無駄口一つ叩いてきません。
ここで、蒙恬宛の楽華の伝令が到着。
恐らく冒頭での玉鳳軍の苦戦がここで蒙恬に知らされました。
どうやら、この情報、既に王翦軍はキャッチしていたようですが、王翦軍各将と蒙恬の反応は大きく違います。
王賁の劣勢に冷淡な王翦軍各将に対し、蒙恬は王翦に対して、『もっと心配してやれ!家族だろ!!』と激高します。
もちろん、田里弥らの態度も理由は分かります。
王賁が王翦の若だからと言って、特別扱いすることは出来ません。
むしろ、田里弥の言うように、そんな真似をすれば余計に、王賁を“子供扱い”することになって仕舞います。
王翦軍の中で、誰よりも王賁の実力を知る亜光さんも、ここは黙って耐えるしかないのかもしれません。
ぶっちゃけ、蒙恬が激高した以外は、何の中身も無かった王翦軍軍議ですが…、
ここで、蒙恬の持ち場に敵が動いてきたことで、話は中断。
愛閃と共に、蒙恬は戦列に戻っていきます。
王賁の無事を祈って、信が王賁を援けることを頼んで。
しかし、素早い行軍で影丘付近に到着した飛信隊。
そこで彼らが見たものは?
― キングダムネタバレ最新677話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。