( キツマン寧公主VSユルマン宝朱さん:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第761、762話)
今週もとても面白かった話なので、振り返るべき点は多々あるのは確かなのだが…、
ごめん、もうなんか、お人好しの宝朱さんと、スケコマ死の紀月さんの二人の印象が強くてですね。
どうにも韓非子スパイ旅団一行には、多彩な人材が隠れていたようで、驚くばかりです。
また―、
先週までの寧公主につづいて宝朱さんも美人なので、こうして美女が続いて登場できるのも政略編の面白いトコロです。
さて、キングダム読者の多くは、どっちが好きなのだろうか?
なんとなく、気の強い女性が好きそうな神(作者)様は、寧公主派なのかもしれない。
そうです…、、
姚賈もいっている通り、何も、韓非子本人が間者ではなくとも、間者としての働きは出来る訳で、その発想はありませんでした。
今回の韓非子側の人間たちの動きで、韓非子は秦にとって、限りなく“黒”に近い存在に…、
そして、問題となってくるのは、韓非子一派が秦の何についての情報を探っていて、何処に、その情報が流れていったのか?
趙の李牧か?
もしかしたら、就学先でもあった楚とも何らかの関係があるのか??
その一方で、姚賈も韓非子の正体について、何処まで詳しく知っているのか?
つーか?
韓非子のヤバさについて、何か知っていたのなら、何で、それが李斯とも共有されていなかったのか??
というか?
前回のラストで姚賈も何か、秦を裏切っているのかも?的な含みを持たせつつ終わったものの、今回、普通に李斯の立場を気遣っている辺り、彼自身は白なのか??
うーん??
これは、謎が深まる。。
是非是非、はやく次のキングダムを読んでみたいトコロですが…、
次週…、
そして、そのまた次の週…、、、、
キングダム、、二週間連続の、きゅ、休載…、だと?
“特別編を掲載”って何やねん…。
多分、アレかな?
連載読んでたら、誰でも知っている内容をおさらいする類のヤツか?
総集編とか振り返りみたいなヤツかもしれない。。
はぁ…、二週間か…。
ため息出るぜ。
ではでは、今週もキングダム本編を振り返っていきましょう。
キングダムネタバレ-のらりくらりの韓非子
咸陽に到着した韓非子。
歓迎されてから数日が経ち、何度か秦王嬴政とも会談が進められた様子が描かれております。
ただ、ヤハリというか、どうしても韓非子と嬴政との間に、嚙み合わない部分が1つ。
性善悪説の扱いについてです。
嬴政『俺が人の本質が光だと思っている事が気に食わぬようだ…。』
ただ、嬴政もまた韓非子の主張は理解しています。
韓非子曰く、“法”が本質的に、性悪説から発生している以上、嬴政の“思想”とは組み合わせが悪い…。
制度として設計しても、『スグに崩壊する。』と云っている事を。
李斯『いっそ、人の根は“悪”だと仰ってみては?』
嬴政『フッ、そこは俺も頑固で自分で捻じ曲げることはできん。』
昌文君『さすが大王様です!』
李斯『でしょうな。』
李斯の態度に『ふざけるな!』と苦言を呈する昌文君ですが、『わめくな。』と返す李斯。
当面は、秦としても韓非子に咸陽での生活に慣れてもらう方針で、同時に、李斯と韓非子に協力してもらい、新法の研究に取り掛かってもらうことになります。
昌文君『何しろ荀子の下では李斯より成績が良かったという韓非子らしいな。』
李斯『やかましい!俺は実線派だったのだ!!』
嬴政『韓非子をタダ遊ばせておくのも勿体ない…、“性悪説”同士、話が進むであろう。』
李斯『ハ! …私は別に性悪説でもないのですが…。』
昌文君と嬴政…、二人にいじられている珍しい李斯が拝見できた場面でう。(笑)
というか李斯…、
キミが呂氏四柱で活躍してた背景を見てた読者からすれば、多分、殆どの人が“性悪説者”と思っても仕方がないと思うぞ。(笑)
この点、まぁ実際には、李斯は自分で“実戦派”と云っている通り、法はあくまでも“理念”や“概念”を用いた手段であり…、
“性善悪説”も、『本質とか原理ではなく、考え方や捉え方の一つだよね。』と考えている人なのかもしれません。
ただ、一点、ここで確実に見て取れて、重要であるのは、この李斯の姿です。
韓非子を迎え入れた今の時点でも、史記や戦国策で書かれているような、“韓非子の才能に嫉妬する李斯”と云った姿では、ヤハリ、描かれてはいません。
なので、この点でハッキリして来たのは、韓非子が史実通り死ぬにしても、李斯から一方的に讒言が在った訳では無しに、韓非子側に何か問題が在って、死んじまう顛末になって行くであろうことは予想できます。
うーん?
法家として、大王政と真子から激論交わすわけではなく、既に脱却したはずの“性悪説”にこだわりを見せて、法律家以外の別の側面で自ら危難を招いて死ぬのか韓非子??
まだ、結論を出すのは早いですが…、
なんだか既に、キングダムの中では、本来、充分すぎるほどのビックネームである法家本職としての存在意義は薄れてきていて…、
それ以外のアルバイトの方に現を抜かした事で死んでいく小物みたいになってきてませんかね??韓非子が。
彼が死ぬ前に、敵ながらも、せめて、本職の法家として“天晴れ”なところを、何とか見せてもらいたいところではあります。
でー、ここから突然、本編内でも話が変わってくるのですが…。
場所は、韓非子一行があてがわれた屋敷。。
登場したのは誰でしょう??
見た感じ、、明らかに普通の脇役が喋っています。
韓非子一行の付き人代表と、秦側の案内役を担う責任者女性が出てきましたね。
二人して、屋敷の近辺がどうだと…、
何やらたわいのない話をしていますが…。
この、韓側の側役、紀月なる男、キングダム内でも美形設定であるだけで無しに…、
話しかける距離をドゥンドゥン詰めて来ているのが分かります、秦の案内役の女性である、宝朱さんにやたら近い近い…。
こ、これは…、
いかん…!?
先週の予想で、李信が童貞だから、ハニートラップにかかるかも?などとフザケタ予想をしましたが…、
マズイです。
韓のその標的は、李信ではなく、今回、宝朱さんが色恋仕掛けを食っているのがよくわかります。
宝朱さんが、自分の妹よりも美人だの、自分の母親が秦の生まれだの、無理矢理共通の話題を作って、尚且つ…、
韓非子一行の身内連中とだけ話すのは、息が詰まるからと、無理やり宝朱さんと2人で話す雰囲気作りに持っていく、紀月。
そして、それに見事はまり込んでいく宝朱さん、
前回まで出てきていた、寧公主は…、認知能力歪んでんのか?ってぐらいのキレキャラでしたが、宝朱さんは、何か素直過ぎます。。
韓非子一行を丁重に扱えと言われているのは想像に難くないのですが、彼女としても、そういった前提状態にも影響されたかもしれません。
コレは秦側に大きな隙があったか!?
で、それから―、
数日が経ったのでしょうか??
李斯と韓非子の間で、実務レベルの法律草案作成が進んでいきます。
それらの様子を見ていた、昌文君。
昌文君『どうじゃ韓非子は?』
同僚として、李斯が一人でいる際に、話しかけます。
かつての学友として韓非子を知る李斯ですが…、
この点、なにやら韓非子の様子に違和感を感じているようです。
李斯『普通だ…。』
昌文君『普通?』
李斯曰く―、彼が知るかつて荀子の下で激論を重ねてきたであろう時代の韓非子と比べて、、全く迫力が伴わないとのことです。
口にする内容は的確かつ正しい、、しかし、何かが足りない。
李斯『今の韓非子には“芯”が無い。。』
逆に、大王嬴政に触れて、李斯や昌平君の側に、強烈なまでの“新世界”への思い在るだけであって、自分達の思いが強すぎるだけなのか?とも考える李斯ですが…、
それにしても、韓非子のリアクションが不自然すぎると李斯は語ります。
大王嬴政と韓非子の問答に於いても、嬴政や李斯達と、異なる別の“芯”を持っているならば、学者らしく議論してぶつかり合えば良く、当然、李斯もそれを期待したのですが…、
それらの姿勢に於いても、韓非子が何をしたいのか?
李斯から見て、不自然極まる態度で韓非子は居るというわけです。
昌文君『本人も戸惑っているのか、遠慮…、』
李斯『いや、そんなタマではない。相手が誰であろうと自分の意志でぶつかる男だ。』
この、昌文君の問いかけで、韓非子に対して抱く李斯の違和感は…、
だんだんと疑念として明確化していきます。
李斯『(韓非子が)どうしても“そぐわぬ”と感じたならサッサと帰国願いをするか、屋敷に閉じこもって拒否の姿勢を見せるはずだ…、なぜ、のらりくらりと時を過ごしている??』
昌文君『…??』
李斯『韓非子は一体何をしに来たのだ?』
うんうん、、流石に自分で『実戦派』と言うだけあって、李斯は冴えています。。
騰に続いて、韓非子の別の顔に気づき始めた者が、徐々に増えてきました。
キングダムネタバレ-綻びが出始める韓非子一行
李斯と昌文君が真面目に仕事してい時に。
宝朱さんを抱く紀月。
いや、紀月からしてみれば、これも仕事なのですが、こんなオイシイ仕事はありません。
しかし―、
先週は、キツマンそうな寧公主が出てきたと思えば…、
今週は、ユルマンな宝朱さんが、早速、納屋で合体しているなんて…、
まさかキングダムで、こんな“急緩激しい“、いろんな女性像を拝見することになろうとは思いませんでしたよ。
で、なんやかんやで、紀月の方は、宝朱さんが韓非子の屋敷に来るとき以外でも、会えるようにとの目的を語り…、
紀月『あなたの為なら命を賭けれる、どうか、この屋敷から抜け出る道を教えてください。』と語り…、
咸陽内で行動を広げて、何か情報を抜き取る為の画策を進めているようにも見えます。
クッソ…、
恐らくロウアイと並ぶであろう、キングダム№1巨根の昂クンさえ宝朱さんの前に居たら、こんな事にはならなかったであろうに…。
昂くん『宝朱さん!君はそんなモノで満足できるのかい!?』
# ビッキビキビキビキッ、ビッキィ# ~~!!
宝朱さん『はぁぁッ!?なんて大きな…♡』
紀月『ギャ=!なんだアレは!?人間じゃねェ~!!』
こうして、昂クンが、秦国全体の危機を救ってくれたかもしれません。
いや??
でもまだ紀月がスパイかどうかは、断定できないか。
本当に宝朱さんが好きで、行き過ぎただけなのかもしれない。
紀月が諜報員であるなど、私の考えすぎなら良いのですが…、
もちろん、その場合は、宝朱さんの事を“ユルマン”などと書いた事は本当にスイマセン。
先に、正式に謝罪することにいたします。
宝朱さん、スイマセンでした。
しかし、外交の絡んだ他国の男性にココまで深入りする宝朱さんも、多少はそれがマズイ事くらい、分かってはいらっしゃるでしょうが…、
そうして―、
早速、韓非子の身辺では、夜中に屋敷の外で蠢く者の影が見て取れます。
これは偶然の一致なのか?
普通に考えて、そんなハズもないでしょう。
深夜の間に、韓非子へ何かの報告に勤しむ者も現れます。
この点、韓非子再度が何の情報を集めているかが気になりますね。
それから―、
前回にて、邯鄲を発した姚賈が、李斯の屋敷まで帰還します。
どうやら事前の連絡が行き届いていたらしく、行商という身で、李斯に合いにきた体になっています。
ほどなくして、李斯の下まで案内を受ける姚賈ですが…、
姚賈『どういうことだ??李斯様の屋敷内で間者を二人を見つけたぞ…、何か訓練でもしているのか?』
姚賈から見て、患者としての実力は中の上。
間者として気づかれるのは死を意味するので、この点、姚賈に焦りの色は見えませんが、もしも李斯側の間者でないなら秦側にとっては安心できる話ではありません。
後ほど李斯への報告すべきと姚賈は考えます。
う~ん?
ここまでの姚賈の考えと態度…、先週のラスト場面を見る限り、姚賈こそ秦を裏切っているのではないか?と心配しましたが…、今週は、終始一貫して、李斯側の立場に立った発言をしていますね。
761話ナレーション『李斯の指揮下で動いている、いや…、そのはずであった。』
このナレーションの意味するところは、まだまだ複雑な意味を持つものと考えないといけないようです。
で―、
ここで突如、姚賈とすれ違う韓非子。
一瞬ですが、姚賈と目が合って、視線を逸らした韓非子。
姚賈『何だ、今の男の目…。』
僅かな一瞬の間に、微かな違和感から、強烈な疑念を抱かせるに至る何かを持つ男とすれ違った姚賈。
姚賈に気づいて、一瞬で気づかぬふりをした、その素振り。
気配は間者のそれではなく、それでいて、何故、自分自身という存在に気づいたのか?
否-、
気づいたのではなく、最初から、姚賈自身の事を“知っていた”目であると解釈を深める姚賈。
姚賈『一体何者だ?』
モブキャラ『お疲れ様でした、韓非子様。』
姚賈『何!?』
韓非子の名を聞いて、驚愕する姚賈…、
次回、李斯の抱いている疑念と姚賈の保持している情報が合わさったトキ…、韓非子に死が??
そして―、
もしかしたら、紀月は諜報活動とかではくて、本当に宝朱さんが好きで会いたかっただけなのか?
そんな、紀月がヘマして捕まって、韓非子一行が誤解を受けて、処分とかだったら、いくら何でもショボすぎるぞ、韓の国(´・ω・`)
また―、
今回は、とうとうキングダムでも、ハニートラップの危険性が遺憾なく発揮されました。
間違いなく、免疫のない李信には、早急にハニトラ対策を加える必要があるでしょう。
李信は、至急、昂クンに訓練の指示を仰ぐべきだと考えます。
武力以外で羌礼を落とした彼なら、李信の弱点を補えるかもしれないからです。
昂クン『信! 第一訓練を始めるぞ! チ○ポを熱湯と冷水の間で、交互に浸すんだ!!』
李信『ギャーーーー!!』
頼んだぞ、昂クン。
飛信隊の安全は、キミに掛かっている。
― キングダムネタバレそれ最新762話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。