(秦軍渡河の最大キーマン 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム )
ぶっちゃけですよ?
今回のキングダム、李牧さんとカイネが結婚したのを仲間知らせたって事と、飛信隊と玉鳳軍、楽華軍が戦線北上する途中で合流しましたってだけの内容です。
前々回で、幽繆王の遷様が『普通の事が簡単ではない人間がいる事も知れよ。』などと言って、彼の心象揺さぶられた事と比べたら、どーしても、キャラクターたちが語っていることが正論すぎて、逆に、弄るトコロがない…。
趙軍ではカイネとバフージ君と、秦軍では李信、王賁、蒙恬らの両軍の若手が決意を語り合っているという、清々しい内容なのですが、それだけに、品位に満ち溢れた当ブログに於いてみれば、その感想としても、『まあ、そうなりますよね。』という感じと言いますか?
正直言って、普通に青春ドラマみたいな正論だけだと、その反面で、然して、深みのある内容がゼロだと思うんですよ。
その分、王賁の捻くれ具合が際立ったのが見どころと言ってもいいかもしれない。
若手のモチベが高まったのは分かったから、早く、具体的な戦闘準備を見せてくれって感じの回でした。
でなんで、ちょっとボロクソに書いてみます。
ま、前半に於いては、やや見方を斜めに変えてみて、バフージ君とフテイの関係性で読み込んでみたら面白い感じがします。
ではでは、今週もキングダム本編について振りかえっていきたいと思います。
李牧サンのリアクションも中年童貞丸出しで、こんな男が作中のラスボス格で描かれているのは残念極まります。
やはり趙軍には昂クン要素が足りない。
馬南慈&バフージの馬並親子以外に、国の将来を託せる人材がいないのが、秦軍勝利のカギです!
キングダムネタバレ:カイネの結婚を皆で祝福
カイネと李牧さんのリアクションで、二人が結婚したという事が、仲間周囲にバレバレ。
カイネ照れます。
どうやらバフージが、挙動不審の李牧さんに問うたところ、白状したようです。
バフージ君『あの李牧様が、分かりやすく挙動が可笑しかったからなw』
えーっと神様??
ぶっちゃけ、李牧さんを面白く描きたかっただけなのかもしれませんが、この姿の李牧さん??
30代も半ばを超えた設定であろう中年童貞にしか見えず、女性一人に初めて彼女が出来た中学生バリに、成人男性を描いてしまったのは悪手でしかないと思います。
どう見てもです。
ハッキリ言って、こんな李牧さん??
キングダム初期の呂不韋のリサーチに掛れば、一秒でハニートラップに掛ってしまいますよ??
更に、ついでに言わせてもらうと…、
こんな恋愛弱者みたいな李牧さんに、桓騎が斃されてしまったが、私は残念で仕方がありません。。
しかし、まあ描かれてしまったモノは仕方がない。
なので、他の見どころを振り却ってみたのですが…、
の点、今回のキングダム前半は、バフージ君、骨珉伯らの雁門出身者と、フテイの扱いに注目できることが分かります。
先ずは、バフージ君。
宜安戦で登場して以来作中で早二年。
スッカリ体格も大きくなり、顔つきも少年風から成年風にアップデートされています。
で、宜安戦からそうでしたが、雁門軍の求心力中核になってますよね。
経歴的に、李牧さんが雁門に赴任してから、カイネが一番付き合いの振るい仲間のようですが、この点、だからと言って、カイネが雁門軍の中心ってワケでは無いのが明白ですし。。
合従軍編から登場しているハズのフテイなんて、最初から完全に蚊帳の外ですからね。。
李牧軍最強ユニットである馬南慈の息子という、ポジションとその次世代戦力であるという点は、やはり伊達ではないようです。
で、カイネと李牧さん結婚の報告に、フテイは予想通り不貞腐れて、バフージ君が雁門軍団を代表してカイネを祝福している点からも、人間の格が全然違う。。
で、このバフージ君の非凡なところは、単にカイネにおめでとう!で終わらなかった点です。
カイネと李牧さんの来歴を語りつつも、彼は、『今度の戦が終わったら雁門に戻って盛大に祝うんだ。』と、ここで目の前の現実を、一同でとらえ直して…、
バフージ君『みんなお前の事が大好きだ。勝つぞこの戦。勝って、お前はお前の幸せをつかみ取れ。』
カイネ『ああ!必ず』
とまあ、バフージ君とカイネのグータッチで締めくくるという、戦への方向で話を括ることで、幕を引いています。
これ、何が言いたいかと言いますと、人望といい、ポジション保持能力に、説得感といい、全てに於いてバフージ君のリーダー素質がダンチ過ぎるんですよ。
個々のモチベーションを汲み上げて、それを仲間全体の目標と繋げて共有する。
これ、どう見ても敏腕経営者の如きの立ち振る舞いで、李牧さんですら、そんなコトいままでやってきた描写は無いんじゃないですかね?
秦軍でいうトコロの、嬴政や李信のような、仲間の心の芯を討つような鼓舞ができるのは、趙軍に於いてはバフージ君だけで…、
冒頭で、カイネに対する、“からかい”に走った、先輩格の馬南慈や骨珉伯ではこの士気の高め方は実現できないのは当然ですし、不貞腐れるフテイ等とはもはや比べ物になりません。
これ、秦軍にバフージ君に関する情報について、補則が足りないようでしたら、鬼門になりかねないとも言えます。
私は、バフージ君に関して言えば、蒙恬の柔軟性と李信の素直さを兼ね添えた人材だとおもうのですが、趙軍は、バフージ君のポテンシャルにどこまで気が付いているのでしょうか??
しかし、悲しいかな…、
肝心の李牧さんご自身が、バフージ君を馬南慈の息子であるとしか思っていない点で、趙軍は大きな損失を発生させているも同然です。
あ、ちなみに骨珉伯。
骨珉伯『しかし、ヨカッタなカイネ。お前見合いな男女に貰い手が出来て。俺だったら(李牧さんの立場なら)邯鄲の美女10人くらいを妻にするぜ。』とか、誰からも聞かれても居ない皮肉を公言するあたり、しぶとく生きのこりそうなヤツですね。
そして、フテイ…。
フテイは居場所すら無くしそうなのに、本人は、その危機感にまだ気が付いていないのか?(汗)
うん?
ヤッパリ、フテイは好意的に彼を評価したとしても、どうしても、そこそこ強い剣士以上の見せ場がないんですよね。
少なくとも、作中ではリーダーとして描かれていない。
流石に、これでは三大天就任など、無理に決まってます。
そして、ただでさえ、戦争を機に結婚した李牧さんのカイネの周囲の人間は、彼らが引き起こした、死亡フラグの身代わり判定に巻き込まれる可能性が高いんや。
この点、マジに神(作者)様としても、『フテイには趙軍の次世代リーダーは任せられないよな…、よし、別のキャラ作ろう。』と思ってそうな気がします。
でも大丈夫です!!
幽繆王の遷様の性格を矯正する為に、齢近い青年の友人が必要だと思うので、きっと、フテイにはカイネと引っ付く以上の役得が回って来るよ、きっと。
李牧さんも戦が終わったら遷様を教育するとか言ってたし。
キングダムネタバレ:玉鳳軍と飛信隊の渡河
後半はどうでしょう?
飛信隊と玉鳳軍が黄河の渡河を競争。
で、渡河後に、蒙恬と合流して、決意を固め合うということで、次週への展開に繋がっていきます。
飛信隊と玉鳳軍が先に渡河の港を占領しようとしたあたり、李信も王賁も子供の意地の張り合いで行軍を突き合わすという見苦しさしかない展開です。
というか、、それって作中で、船団同士が普通にぶつかり合っているだけに、普通に沈没事故など起こり得る状況なのですが…、
前半の李牧さんに負けないくらい、王賁も李信も、面白く描かれた反面で、“競争するにしたって実際にはそうはならんやろ。”みたいな、カナリ、将軍が執る指揮としては現実味の無い運用方法が描かれています。
そして、李信にしたって、黄河を早く渡りたいなら、他にも方法が在ったのに、其れに気が付いていないのが残念です。
その様に考えましたら、今回、李信が何故、もっと速く黄河を渡る方法を採用せず、普通に船をこいているのか謎が残ります。
まず、その方法とは一体なんでしょう?
それは、黄河の韓側の岸に昂クンを配置して、向こう岸に向けた船の背を昂クンの“棒キャノン”で押せば、弾丸級の速度で船を向こう岸にピストン輸送する方法が可能であるという事です。
一体、何故、李信や飛信隊幹部はその方法を採用しなかったのでしょう??
この疑問に私は、今日一日、ずっと悩まされていました。
しかし、ようやく私は気が付いたのです
それは、この輸送方法には弱点が1つだけ在るからです。
その弱点とは何か?
前進する水圧と背後からの“昂クン棒キャノン”との圧力で、船体が持たないという点です。。
最悪、“昂クン棒キャノン”が船を貫通して、多くの乗組員が黄河の藻屑と消えた可能背があったでしょう。
それで李信は止むを得ず、普通に船を漕いでいたわけですね。
これは仕方がない。
ようやく謎が解けた。
- キングダムネタバレ最新850話 以上 -
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。