( 李信 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第831話）
はい、えーと。。
東砂平原で洛亜完たちがどうやって戦っていたかも、知りたいトコロなのですが。
とりあえず、二回目の戦闘場面が描かれることなく、洛亜完たち韓軍は負けてしまいました。。
大将軍である洛亜完本人の安否は依然不明です。
とりあえず韓軍は、新鄭に向って、退却してきているようです。
張宰相も寧公主も、その敗報を聞いて驚いていますが、王様、宰相を始め、韓の首脳陣はほぼ全員が啞然としています。
寧公主も、『え？』とか言ってます。
うん？
いや、まァ、負けたショックで、彼らが驚くのは分かるのですが、別段、それほど思考停止するほどの事じゃないでしょう。
韓軍は、もともと強い秦軍相手に、他国からの援軍も未到着のままに、しかも英呈平原戦で、一度負けて、第二武将さえ討たれていた上で、再戦するんですから、自分たちが負けるかもしれない前提で、二重、三重に対応策を構築しておかなくてはならない立場のハズなのに…、
何を、合戦で後れを取る前提も無しに、合議していたのでしょうか？
寧公主に至っては、騰と直々に出会って、『絶対にお前ら負けるから無血開城の準備しとけよ？』と言われていたのにも関わらず、全く以って寝耳に水みたいな態度で、報告を聞いているのが平和ボケ極まります。（汗）
とは言え、張宰相だけは機の見るに敏です。
自身の権力基盤を固める為か？
それとも、新鄭から有力者の脱走者を牽制する為なのか？
恐らく、その両方の目的を兼ねてのことだと思いますが、早々に、治安維持部隊の動員を内外にチラつかせて来ましたね。
どうやら、このように、内部統制が為に、王宮に軍部の者を入れる事については、緊急事態が故に、大王の許可もらっているとのことですが…、
これは張宰相と大王にとっての利害が一致しているということとも取れます。
しかし、その反面で、戦闘こそは苛烈なれど、統治は寛容な融和政策を是非としている、騰、李信を面々とする秦軍、征服部隊が、新鄭に到着すればどうなるでしょう？
この張宰相と王による軍部内部制圧は、裏目になるんじゃないでしょうか？
張宰相＆韓王『てめーら、財産持って逃げんなよ！逃げたら殺す！それか財産置いけや～！』
結局、新・鄭・陥・落！！
李信＆騰『身分も財産もそのままでOK、略奪もしません。』
韓の有力貴族たち『ふぁッ！？』
張宰相＆韓王『（マジで？ あの話本当だったの？ やっべー！！）』
張宰相『ほれ見た事か！じゃから儂は最初から戦争には反対だったのじゃ！騰将軍に李信将軍？ 洛亜完を扇動して多くの秦兵を死なせた戦犯は、アイツら韓の老害貴族たちですじゃ！韓の民の為にも、成敗して欲しいのじゃ！！（ヘコヘコしながら。）』
韓の有力貴族たち『え？ はーーーーーーッ？ ふざけんなー！』
李信＆騰『（汗）……。』
うん、張宰相ならコレくらいの勢いで、地位安泰をかっさらっていくだろう。
ではでは、今回もキングダム本編について振り返って行きます。
キングダムネタバレ-英呈平原戦直後の飛信隊
合戦直後の飛信隊野営地。
バンバン人が死んでます。。
衛生部隊にとなった、砂鬼一家の皆さんが、必死に手当てに回っていますが、完全に人手が足りません。
桓騎軍結成から、砂鬼一家に居た琳さん。。
彼女が現：砂鬼チームのリーダーですが…、
琳『（人間を）解体するより命を救う方が遥かに難しい、こんな大きな戦場では私たちはあまりに無力だ。。』このように吐露する、彼女ですが…、
そこに河了貂がやってきます。
河了貂『そんなことないよ！』
彼女の功績を讃える河了貂。
どうやら、琳さんの手当てで我呂も一命をとりとめ、深手を負っていた田有さんも、復活しているようです。
我呂が一命を？？
そうでしたか…、
我呂が喰らったヨコヨコからの初激は相当堪えていた模様ですね。
しかも河了貂が語るには、琳さんたち砂鬼一家が、治療技術をレクチャーしてくれたお陰で、もともと飛信隊に居た治療チームも相当に水準を上げたようです。
応急技術からも、戦線離脱者がカナリ減ったとも語られます。
さて、そんな河了貂から感謝をきかされた砂鬼一家ですが…、
脇役の、風なる砂鬼メンバーから、物悲しい、心情が吐露されます。
風さん『でもまたスグ殺し合ってケガして死ぬんでしょ。直して殺し合って、直して殺し合ってバカみたい。』
琳さん『風…、』
風さん『知っているよ。それが戦争だって言うんでしょ。』
うん。
まあ、この風さんの仰りたいことは私にもわかります。
風さんが、普通の衛生兵だったら、もの凄く説得力のある感傷シーンだったのですが、これは残念です。
云うて風さん？
アナタはあの砂鬼一家だったのですから、普通の戦闘で殺し合いするよりも、遥かに残酷な方法で、敵兵は愚か、一般人すら手に掛けてきたのですから、一体、急にどうしちゃったんでしょうか？？
桓騎が死んでしまった為か？
神（作者）様として、どーでもよくなってしまったのか？
早くも作中で、桓騎軍関係者の記憶改変が始まってしまっている様にも見受けられます。
さて、大怪我を負ったと言えば、李信はどうしたのでしょうか？
どうやら、軍議にすら出席できないほど、ダメージを負っていたようです。
代わりに出席していた羌瘣。
羌瘣『洛亜完軍の立て直しのトキを与えないように、明日、早速、東砂平原に攻め込むって。行ける？』
李信『あたり前だ！次は洛亜完の首を取ってやる！』
復活したら、元気な李信。
各武将、健在な騰軍と足並みをそろえて東砂平原に向います。
何気に、干央さんも無事で良かったです。
で、その東砂平原の会戦なのですが、韓軍 洛亜完にとっても博王谷の弔いが掛っています。
しかも、当然、ここで秦軍を新鄭までの足止めとせねばなりません。
強キャラ、ヨコヨコは健在なものの、果たして第二武将を欠いた編成でどうやって戦うのか？？
何の前置きも無く…、もの凄く速いテンポで…、
第二戦、開戦！！
キングダムネタバレ-即日でフラグ回収する張宰相
東砂平原での戦闘開始の報は、すぐさま韓王宮に伝わります。
洛亜完勝利を祈る、王宮の面々ですが、その思いも、どうやら一枚岩ではないようです。
なぜなら、反張宰相派の連中としては、洛亜完の東砂平原投入に反対していたので、今回で負けたら、張宰相には退官以上の問責が必要であると声を荒げます。
張宰相『洛亜完軍を出陣させたトキより、腹は括っておる。彼らは必ず成し遂げる。』
ん、おおお！？
この状況で、“絶対”を口にしちゃうのは…、
張宰相…、自分で自分の失脚のフラグを立ててしまった感が否めません。。
というか、張宰相は、洛亜完に全部丸投げしているようにしか見えないのですが、彼自身が外交調整していたハズの、魏軍、趙軍の援軍スケジュールについて、王宮での会議で全く触れてこないのは、毎回毎回、どういう了見なのでしょう？？
例えば、張宰相としてもですよ？
『大丈夫じゃ！もしも洛亜完が合戦で負けても、これまで通り、魏軍と趙軍の援軍がくる手筈は整えてある！ 洛亜完は負けても、それまでに秦軍へ相当の損害を与えておるだろう。 アトは、この堅城である新鄭で、魏軍と趙軍が来るまで耐えれば、ワシらは必ず勝利する！
して―、
援軍が来なかったら来なかったで、ワシら韓の民を脅迫して、秦と戦わせていたのは、趙の李牧と魏の呉鳳明で在ったと、秦王に言い訳すれば良いわい！その時は秦の手先になって、李牧と呉鳳明と戦うまでじゃ！ 今までもコレからも、ワシらはワシらなりに二枚舌外交で強者を利用して、生き延びれば良いのじゃ！では、これから皆で風俗街へ、ワシは熟女専門店に行くぞ！！ 長い軍議で溜まって居るじゃろう、ガハハハーッ』
コレくらい言えば、韓の王宮も一枚岩になったかもしれません。
さて、韓の王宮が一枚岩でないことは、明確に反張宰相の派閥表明をしている連中以外にも、日和見主義者の層である貴族も多いです。
ここに来て、滅多に屋敷から出てこない貴族や、財界人が、ちらほらと、韓の命運を握る、最新情報欲しさに、参内してきています。
寧公主も、いつもと違う顔ぶれが増える事に、否応にも緊張感が増している事を認めます。
寧公主『ん？』
しかし、その中に―、
明らかに、文民とは違った雰囲気を放つ者が、参内してきている事に寧公主は気が付きます。
同様に、その異質さに気が付いたほかも貴族出てきました。
不意に、『誰だ？軍部の者をここに入れた？』、『朝廷は高級文官以外は立ち入り禁止のはずだが。』
張宰相『非常事態故、私が入れもうした。』
一同に、更なる緊張感走ります。
張宰相曰く―、
彼は、夏侯龍という人物で、治安維持軍の長であり、名目上、❝城内の治安を保つため❞という理由で、大王の裁可を得ていると、説明を加えます。
しかし、張宰相派の人間以外にとっては、『それだけの理由なワケがあるか！』って話しだと思います。
これでは、張宰相を引きずり降ろそうとしても、彼が、どう反撃にでるか、反張宰相派にとっては分かったものではありません。
寧公主も、これら一連の流れを見て、内部分裂の兆しとして、今回の宮廷参内についての一幕に危惧を深めます。
で、そんな寧公主ですが、、。
前回のお話を同じように、参内貴族連中以上に、動揺の激しい、彼らの婦人方を説得するのに奔走します。
そうして、貴婦人連中に冷静さを保つよう、説得して回っていた寧公主ですが、気づけばもう夕方。。
寧公主『何て早い！？』
そして、休む間もなく、王宮から、再び参内するようにとの、報せがもたらされます。
寧公主『分かりました！今すぐ向かいます。』
寧公主が駆け込んだ王宮には、正しく、東砂平原から到着したばかりと思しき伝令兵が到着しています。
伝令の口から発せられた、内容は如何に―！？
伝令『洛亜完軍は大敗し、現在、ここ新鄭を目指して退却してきています。』
韓王宮、全員唖然。
寧公主『え？』
いやいやいや？
韓首脳の皆さん？
何で洛亜完敗戦が、そんなに完全未想定みたいなリアクションしてるんですか？？
洛亜完も、こんな連中の為に、死んでなきゃいいんだけど。。
だからといって、秦軍としても、洛亜完は決して手加減できるような相手でも無かったしな～～～～。（汗）
－ キングダムネタバレ最新831話 以上 －
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。