(張印さん 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム 838 )
ちょ、張印さん?
あ、あなた、あの張印さんじゃないですか!?
合唱軍(合従軍)編で、韓軍大将代理を務めて、禍燐にめちゃくちゃウザく絡まれていた、苦労人、張印さんと我々読者は再会しました。
いやー、生きていらしただけでも、何かうれしいです。
って、ゆーか、東龍の塔って、西壁側にあるって王様言ってませんでしたかね??
クッソ、先々週のヤングジャンプ捨てちまったよ。(汗)
まぁ、そりゃ何でな西壁方面なのに、東龍の塔って言うんだろ?とは感じましたが、完全に洛亜完や李信たちとの位置関係は真逆だった形です。
こりゃ、読み込みが浅くて申し訳ありません。
先週は寧公主と韓王が頑張って、今回からは、秦軍騰の視点から始まるキングダム。
張印さんが守備していた、東壁から、入城した秦軍と騰。
それに随伴して、城内降伏宣言を解いて回る張印さん。
順調に新鄭の武装解除が進んでいくと思いきや…、
洛亜完のいる西壁だけは、抗戦の構えを残して、今回は終了!?
マジに抗戦するのか??
前面の騰と壁外の飛信隊に挟まれて、無謀にもほどがある。
それどころか、部下の暴走すら抑えきれないような愚将であったのか??
いや、洛亜完についてはそんな事はあるまい。。
何か、考えあっての事。
騰にのそばには、張印さんもいることだしな。
夏候龍みたいな小物を最後に相手にしても、仕方がないってのもあるだろうし、最後は大将軍同士が、同幕引きするのか見ものと言えば見ものである。
ではでは、今回もキングダム本篇について、振り返っていきたいと思います。
キングダムネタバレ-:降伏宣言、張印さん再登場
ゴーン、となった東龍の鐘。
洛亜完やヨコヨコは『?』のリアクション。
ホントに何も知らない鐘の音のようです。
で、コレに反応してくれたのが、韓王が語っていた、直属の門壁の武将である、張印さんでした。
この名には、多くの読者も気が付いたことでしょう。
右側のコメカミ付近の傷もそのままです。
合唱軍(合従軍)編から、神(作者)様の画風が若干、変化したとはいえ、多くの読者は忘れません。
当時、合唱軍(合従軍)編で成恢亡き後、韓軍の大将代理を務めた張印さんじゃありませんか。
張印さん『ご決断されたのだ、我らの王が。東龍の門、開門だ!!』
そりゃ秦軍からすれば、ビビったことでしょう。
いきなり、目の前の重厚な城門が開いたのですから。
東壁側の秦兵の皆さん『!?』
そして、他の方角の壁に配置されていた秦軍の皆さんも、どうやら鐘の音の響きだけは聞こえてきたようです。
だだ、羌瘣と羌礼だけは、少し違った反応をしていますね。
羌礼『今、何かものすごい悲鳴みたいなのが聞こえた…。』
えーーー??
そンなの言われたら、、何か寧公主あたりが心配になってくるじゃありませんか、 羌礼さん??
しかしながら、まぁ、羌礼が何かに気づいても、城内に入って見ないことには、何が起こったかは明確にはわかりません。
少なくとも、東壁の秦軍には、その入り口が開いたわけですが、突然のことで、秦軍の皆さんにとっては何が何やら??
何かの罠か??
騰の、突撃の号令は今だに下りません。
ならば、韓軍側の手違いか??
秦軍の皆さんの思いが錯綜するなか、一部の秦軍部隊が、決死の突撃を慣行しようとするとき…。、
『待て!!秦軍総大将騰である!!』
武力行使の寸前で、門将である張印さんの前に駆け付けた騰。
張印さん『韓王近衛師団長 兼 東龍門の責任者、張印である!大王から騰将軍あてに重要な言葉を預かっている。』
騰『申されよ!』
張印さん『代22代、韓王に代わり宣言す。韓は秦に降伏する!!繰り返す、新鄭を無血開城して、韓は秦に降伏するッ!』
騰『秦六将騰、しかと承った。』
こうして、韓の降伏は成りました。
が、しかし、これは一応の話でしかありません。
何故ならば、当然のことですが、韓降伏の事実は、韓軍サイドにとってみれば、王から勅命を受けている張印さんの周辺でしか、知られいないからです。
これでは、秦軍が場内に入ったところで、混乱は避けられません。
そのため、騰と張印さんは協力して、共に新鄭場内を回って降伏勧告を広めていくことになりました。
そうして―、
時間差で、城内各地域に降伏の事実が広まっていきます。
当然、王宮にも伝わりますが、夏候龍あたりは、周囲に八つ当たりして、現実逃避しています。
何でしょう??
予想では、夏候龍がヒールに徹してくれるのかと思いきや…、悪役の出番としても、これで終了でしょうか??
相方の張宰相までも、喚くでもなく、手のひら返すでもなく、フリーズしているだけ。。
正直、予想がハズれて残念なのですが…、
まあ冷静に考えてみれば、神(作者)様にとっても、まさか、こんな小物達に、秦韓戦争の幕引きを任せられるワケもなかったのでしょう…。(汗)
これには、もう一つ、彼らが完全に舐め切っていた、韓王様が、はるか予想の上をいく、思い切った行動に出たからでもあるわけですが。
で、そうこうしているうちに、新鄭城内では、張印さんの事情説明によって、ドゥンドゥンと武装解除が進んでいきます。
正直、少年兵達が、何の戦火にも巻き込まれずに、撤収を迎えたのはほんとによかったと思います。
しかし、だからといってまだまだ油断できる状態ではないようです。
城内の降伏状態は、王都新鄭がかなり、広範に渡るゆえに、地域ごとの時間差が、発生しているようです。
特に、東壁の真逆にある洛亜完とヨコヨコが配備されている西壁の軍にとってみれば、一体、何が起こっているのかすら分からない状態でもありました。
ただ、やがて、ここにも時間差で、降伏の事実を告げる急報が届きましたが…、
どうも、洛亜完率いる本陣という点で、他の陣地とは様子が異なります。
とりあえず、王命で降伏したらしい…、という話は伝わったものの、本営からは何も正式に伝えられていないこともあり、洛亜完本軍の皆さんは、皆、口々に抗戦を語りだします。
中には、『戦いもせずに降伏できるか!』などと、宣う連中まで出てきていますが、英呈平原と東砂平原で散々負けといて、そんなセリフが出て来るとは驚きです。
洛亜完は、黙ってコレをきいていますが…、少なくとも王命で降伏したということが伝わっているにもかかわらず…、
しまいには、『我らで騰の首を取りましょう!!』などと具申してkるバカまで出てきました。
とは言え、洛亜完の率いる、西壁軍以外はどうでしょう??
新鄭城内からの説得が功を奏して、北壁、南壁とも、無事に開門して、録嗚未、隆国、干央らが、普通に入城していきます。
三方向から新鄭城内に、秦軍の、精強な軍勢が粛々と行進していくのを目の当たりにした住民たちは、自然と降伏の事実受け入れていくことになり。
最早、中央の王宮区域すら新鄭城内は秦軍の掌握下に組み込まれていきます。
録嗚未『まだだ、まだもう一山あると思っとけ…。』
ここまで来ても緊張感を緩めていない録嗚未はさすがです。
しかし何でしょう?
ここまで来て、洛亜完軍が降伏に従わないと来たら…、
それはもはや、洛亜完軍VS騰軍との戦いではなくなってしまいます。
そうなれば、ぶっちゃけ洛亜完軍は韓軍(韓王や張印さんサイド)にとっての、逆賊軍にしかならないからです。
最悪、西壁方面の住民すら巻き込んでの戦闘になってしまう危険すらあります。
住民や、編入された少年兵の命を顧みず戦闘を実施したとなっては…、
それこそ、当ブログで散々こき下ろしてきた、張宰相と夏候龍の取ってきたポジションに、そっくり洛亜完軍が入ってしまう危険があるので、現状、洛亜完指揮下で徹底抗戦を唱えている将校たちは、マジで質が悪いです。
今さら、そんな小物ポジションに落ちてしまうのか洛亜完とその仲間たち…
で、結局のところ…。
前に張印さんを含む、韓軍混じりの騰軍。
後方には西壁を挟んで飛信隊を背にしたまま配置を進めた洛亜完。
その姿は、臨戦態勢として、騰軍を著しく刺激する形で、彼らの目の前に現れます。
洛亜完とその仲間たち??
や~~~、め~~~、と~~~、け~~~。
『何のために皆は死んだのだ!?』とか、そんなん軍人が今更語ることかよ??
無駄死にくらい覚悟しとけよ。バカなのか??
しかも、絶望的な手遅れのレベルで、お前ら本気出すのが遅すぎるだろ。
いままで本気で戦争せずに、魏と趙に国防頼ってきたような連中が、英呈と東砂で敗戦重ねて、何が『西壁だけで騰を討つ』だよ??
もっと、チャンスが残っているうちに、韓という国が縮み切ってしまう前に、廉頗や王騎がまだ若い頃だったウチに、本気出しとけって話でしょうが。
戦を分かっていない、非軍人の張宰相と、実質憲兵の夏候龍が言うから、アホさ加減に納得もいくんだけど、それを最低限、戦闘の酸いも甘いも、理解させているハズの洛亜完軍にやらせちゃうって、神(作者)様どうなんでしょう??
ヨコヨコは背面の飛信隊の抑えに配置か??
洛亜完が、軍人の本分すら忘れ、王命や降伏にすら従わないって、路線は流石に無いとは信じたいのだが。。