2026年8月6日発売の
週刊ヤングジャンプ36・37合併号に掲載されている
キングダム第884話
「残存戦力」
のネタバレ&感想になります。
第884話 残存戦力
内容ネタバレ
まず場面は咸陽。
趙攻略戦の行方を見守る秦王・政や昌平君のもとへ、邯鄲から急報が届けられます。
最初に届いた報せは、
飛信隊が趙王都・邯鄲へ到達。
さらに羌瘣軍・楽華軍も邯鄲へ接近しているという朗報でした。
初日に楊端和軍壊滅という衝撃的な報せが届いていただけに、
文官達は歓声を上げ、
ついに邯鄲攻略が始まったのかと沸き立ちます。
しかし、その空気は次の急報によって一変します。
邯鄲攻略は失敗。
李牧さん率いる大軍が押し寄せ、
飛信隊・羌瘣軍・楽華軍が、
邯鄲にて消滅した――
あまりにも衝撃的な内容に、
その場にいた誰もが言葉を失います。
昌平君も、
まだ情報が足りない。
続報を待たねばならないと冷静に語ります。
しかし、
もし本当に三軍が壊滅したのであれば、
趙攻略戦そのものが失敗となり、
中華統一への道は大きく後退すると厳しい現実を口にします。
その言葉を聞いた政は、
静かに反論します。
伝令には、
信達が討たれたとは書かれていない。
そして、
信が生きているなら、
必ずこの苦境を打開してみせる。
俺はそのために運命的に信と出会った。
信は絶対に砕けない、
金剛の剣だ。
そう信を信じ、
遠く邯鄲へ思いを馳せるのでした。
場面は再び邯鄲周辺。
李牧さんの包囲を突破した飛信隊や楽華軍でしたが、
なおも趙軍の激しい追撃を受け続けています。
各部隊は完全に分断され、
仲間がどこにいるのかも分からない状態になっていました。
夜になり、
蒙恬のもとへ愛閃が合流。
さらに田永らとも合流し、
互いの無事を確認します。
陸仙隊は北の川沿い、
愛閃本隊は西の森林地帯。
それぞれ別行動を取りながら、
蒙恬を捜していたことが明らかになります。
一方、
飛信隊側でも、
田永と楚水が互いの生存者を確認します。
崇原、
田有、
尾平らは生存しているものの、
渕副長や沛狼の姿はありません。
ま、昂クンが健在な時点で、飛信隊の損耗など、ゼロ同然なのですがね。
飛麃隊についても、
包囲突破を試みていたという目撃情報だけが伝えられ、
無事かどうかは分からないままでした。
そして羌瘣も羌礼とも、
力を使い果たし意識を失っています。
さらに、
信は傷こそ負っていませんが、
あまりに多くの仲間を失った現実に打ちひしがれ、
一言も口を開けずにいました。
そんな信に、
蒙恬が静かに語りかけます。
仲間を失った苦しみは、
お前にしか分からない。
だが、
ここで飛信隊を立て直せるのも、
将軍であるお前しかいない。
その言葉に、
信は顔を上げます。
しかし、
「立て直すって言っても……
俺達にはもう……」
と、
戦力を失った現状を嘆きます。
そこへ口を開いたのは河了貂でした。
楽華軍にも、
羌瘣軍にも、
まだ残存戦力がある。
蒙恬もこれを認め、
楽華本軍は邯鄲手前で別行動を取っていたため、
敵に討たれていなければ、
今もどこかに健在であると説明します。
羌瘣も、
羌瘣軍も同様に本軍を後方へ残していたと語ります。
さらに河了貂は、
飛信隊にも琳達が率いる負傷兵部隊がおり、
前線へ出ていなかったため、
生き残っている可能性が高いと説明します。
この話を聞き、
飛信隊の兵達は、
まだ立て直せる。
そう希望を抱きます。
しかし、
蒙恬は現実を突きつけます。
李牧さんも、
当然その残存戦力の存在は理解している。
だからこそ、
自分達が本軍と合流する前に、
必ず三将を討ちに来るはずだと。
もしここで三将が討たれれば、
追撃軍は他戦線へ投入され、
秦軍全体が総崩れとなる。
それは、
中華統一そのものの終わりを意味すると語ります。
というか、そこまで李牧さんは分かっているのでしたら、前回までの、あの詰みの状況で、なんでキチンと李信と蒙恬のうち取れなかったのか、逆に謎です。
いつも思うのですが、あそこまで下駄を履かせてもらった状態で、なんで、李牧さんは失敗するのか??(笑)
いや、洛亜章とヨコヨコが来たとか、誤差レベルの話でしょうに。
さて、ここで、羌礼が昂クンの雄度に反応して気が付きましたね。(笑)
それでも信は、
絶対に終わらせねェ。
必ず残った仲間と合流し、
軍を立て直し、
最後は李牧さんを討つ。
そう力強く宣言します。
しかし愛閃は、
それは容易ではないと諭します。
その時、
河了貂は静かに口を開きます。
「やれるよ。」
そう言った河了貂は、
「ここにもう一度、多くの犠牲を出して……」
と意味深な言葉を残したところで、
今週は幕を閉じました。
うん、まあ、なんやかんや言って、飛信隊で死んだ武将は、惇角百人将一名だけなので、モブ隊士なんて、簡単に復活しますて。
趙軍だって、毎回そうじゃないですか。(笑)
## 考察① 結局、この邯鄲急襲は「戦力の逐次投入」になってしまった
今回の話を読んで、まず最初に思ったのはこれです。
飛信隊、楽華軍、羌瘣軍。
三軍とも完全に戦力を分散した状態で戦っています。
もちろん楽華軍と羌瘣軍については事情があります。
李信率いる飛信隊を助けるため、予定を変更して救援に向かった結果ですから、これはある意味では仕方ありません。
しかし、それでもなお思ってしまいます。
**「城攻めで一番やってはいけない戦い方になっていないか?」**
ということです。
攻城戦というものは、本来なら兵力を集中して、一点突破を狙うものです。
ところが今回は、
・飛信隊だけが先行。
・その救援として楽華軍が小出し。
・さらに羌瘣軍も小出し。
結果として、
**完全な戦力の逐次投入**になってしまいました。
これは兵法の基本から考えても、かなり危険な形です。
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しかも改めて考えると、
李信と河了貂の本来の役割は、
**「邯鄲を落とすこと」ではなかったように思います。**
むしろ、
友軍が安全に進軍できる回廊を確保すること。
これこそが最優先任務だったのではないでしょうか。
もし飛信隊が無理に邯鄲へ突撃せず、
敵を引き付けながら進軍路を広げる役目に徹していれば、
楽華軍や羌瘣軍も本隊を維持したまま戦えた可能性があります。
結果論ではありますが、
今回の惨状を見る限り、
「邯鄲単独攻略」
という判断自体が、
かなり無理筋だったように感じます。
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## 考察② 河了貂の策とは、結局「捨て石」を作るしかないという話
今回ラストで河了貂が、
「やれるよ」
と意味深な表情を見せました。
そして、
「ここにもう一度多くの犠牲を出して……」
というところで終了。
かなり勿体ぶっています。
ですが、
冷静に考えると、
**これ、策でも何でもありません。**
残された戦力で出来ることは、
ほぼ一つしかありません。
つまり、
**誰かが囮になって足止めをする。**
その間に、
李信や蒙恬、
羌瘣ら主力が脱出し、
残存戦力と合流する。
要するに、
**捨て石部隊を作る。**
それしか選択肢が残っていないように見えます。
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もちろん戦争ですから、
犠牲を伴う判断は必要でしょう。
ですが、
ここで少し引っ掛かる部分があります。
そもそも、
飛信隊単独で邯鄲へ突入すると決断した結果、
楽華軍や羌瘣軍まで巻き込まれ、
現在の状況になっています。
その上で、
さらに
「もう一度犠牲を出します」
と言われても、
正直なところ、
読者としては
「いや、お前がそれを言う立場なのか?」
と思ってしまいました。
もちろん、河了貂も苦渋の決断なのでしょう。
ですが、
今回ばかりは、
策士らしい妙案というより、
**もはや打つ手がなくなった末の苦肉の策**
にしか見えませんでした。
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## 次回予想、李牧さん、飛信隊を追撃できず(笑)
ここからは予想です。
ここまで散々、
「絶対に三将の首を取る」
と言っていた李牧さん。
しかし翌朝。
まさかの追撃に現れません。
理由は……
**趙王から戦勝祝いの宴会に呼ばれたから(笑)**
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趙王
「李牧ォ!!
今日は大勝利だ!!
宴だ宴!!」
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李牧さん
「いえ……
明日も早いですし……
飛信隊の追撃もございますので……」
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趙王
「李牧ゥ!!
お前、
王命より追撃を優先する気か!!」
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李牧さん
「い、いえ……
そのようなことは……」
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そこへ颯爽と現れる郭開。
「李牧殿!!
今日は無礼講ですよ!!
さあ!!
次はカラオケ行きましょう(笑)」
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李牧さん
「……。」
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飛信隊を追わなければならない。
しかし会社……いや、
趙王の付き合いも断れない。
結局、
李牧さんも組織に属する以上、
我々と同じ"サラリーマン"なのかもしれません(笑)。
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史実上もここから李牧さんは敗れることが決まっています。
だからこそ、カラオケに李牧さんを誘ったカクカイが、その失敗を李牧さんに擦り付けるという予想も高確率で成立します。
この圧倒的優勢な状況から、
どのような理由で飛信隊を取り逃がすのか。
そこが今後最大の見どころになりそうです。
果たして原先生は、
どのような形でこの歴史へと繋げていくのでしょうか。
次回も非常に楽しみです。