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キングダム 最新 第885話 ネタバレ&感想

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第885話「それぞれの役割」

2026年8月20日発売の
週刊ヤングジャンプ38号に掲載された、

キングダム 第885話「それぞれの役割」

今回は前回に引き続き、李牧さんの包囲網から脱出した飛信隊と楽華が、趙軍の追撃から逃れる展開となりました。

しかし、ただ逃げ続けているだけではありません。

邯鄲からここまで、仲間達の犠牲によって何とか生き延びてきた飛信隊。

そして今回、ついに河了貂が、信を生き残らせるための新たな策を実行に移します。

その策は、

残った飛信隊そのものを「囮」にする

という、かなり厳しいものでした。

それでは、第885話の内容を順番に見ていきます。


趙軍、飛信隊を再発見

李牧さんの包囲網をどうにか脱した飛信隊でしたが、その後方からは、依然として趙軍の大軍勢が執拗に追撃を続けていました。

そんな中、趙忽軍の陣営に新たな報告が入ります。

北西にある迅丘の先で、敵の残存部隊と思われる大きな集団を発見したというのです。

その規模と動き方から見て、

李信・蒙恬の旅団と見て間違いない。

そう判断した趙忽軍は、迅丘であれば自分達が最も早く到達できるとして、すぐさま追撃に動き出します。

しかし、この情報を得ていたのは趙忽軍だけではありません。

カイネ、傅抵、紀彗らの軍勢もまた飛信隊の位置を察知し、趙忽軍の後を追う形で動き始めます。

つまり、再び趙軍の包囲が狭まり始めたわけです。

乱交しまくっていた様子の、趙ネギ軍、、

これは、趙王との薫陶の賜物でしょう。

趙王-趙ネギ-昂クン…、

こうして、点と点が、つながっていく思いがいたします。


河了貂、逃走する飛信隊を指揮

一方、飛信隊も必死に逃走を続けています。

しかし、趙軍の追撃速度は速く、後方を確認していた兵から、

後方に砂塵あり。

との報告が入ります。

さらに間もなく、

敵影が確認できるほどの距離まで趙軍が迫っていることも判明します。

それでも河了貂は、まだ距離はあるとして隊を落ち着かせます。

ところが、敵が現れたのは後方だけではありません。

左後方、そして右後方にも敵影が確認されます。

明らかに趙軍は、飛信隊を包囲するように迫ってきています。

そこで貂は、左右の部隊を広げるよう指示します。

敵の意識を分散させ、必要なところで再び呼び戻す。

ただし、離れる距離は伝令が届く範囲まで。

そうやって、追撃する趙軍を可能な限り翻弄しながら逃走を続けます。

さらに、馬を飛ばし続ければ歩兵が騎馬隊から離れてしまうという報告を受けると、貂は竜有に歩兵を任せます。

そして、

馬では進めない険しい道へ向かうよう指示します。

騎馬と歩兵、それぞれの特性を利用しながら、少しでも多くの兵を逃がそうとしているわけです。


信達は飛信隊と別行動を取っていた

ところが、この逃走する飛信隊の中に、

信はいませんでした。

信は蒙恬、羌瘣らと共に、離れた崖の上から飛信隊の動きを見つめていました。

歯を食いしばりながら、趙軍に追われていく仲間達を見ています。

なぜ信達だけが、飛信隊本隊から離れているのか。

その理由は、前日の夜にまで遡ります。


河了貂が考えた「囮」の策

昨夜。

河了貂は信達に対して、自分達のいる部隊を、

「囮」にして信達を逃がす

と説明していました。

当然、信はその意味が分かりません。

そこで貂は、現在の趙軍の包囲網について説明します。

趙軍が何としてでも欲しいのは、

李信と蒙恬の首です。

そのため趙軍は、広い範囲に網を張って二人を探しています。

しかし、広い範囲を包囲しているということは、それだけ一つ一つの網の目は粗くなります。

大軍で突破することは難しくても、

ごく少数の小隊であれば、その網の目を潜り抜けられる可能性がある。

そこで貂は、

信、蒙恬、羌瘣らを中心とした主力数人だけを小隊として切り離し、包囲網から脱出させようと考えたのです。


全員を小隊に分ければいいわけではない

この説明を聞いた信は、それなら全員を小さな部隊に分けて、それぞれ逃げればいいのではないかと考えます。

しかし、貂はそれを否定します。

飛信隊全体が小隊に分かれたことを趙軍に察知されれば、趙軍はすぐに包囲網の目を細かくします。

そうなれば、小隊で逃げている信達も発見されてしまいます。

そして少人数の状態で趙軍に発見されれば、そこで終わりです。

だからこそ、

趙軍に「信と蒙恬はまだ大軍の中にいる」と思わせ続ける必要があります。

そのために、愛閃と陸仙の旅団も合流させます。

残存兵力を一つの大きな塊にまとめ、

あたかも信と蒙恬を守りながら大軍が逃走しているように見せる。

趙軍がその大きな塊を発見すれば、当然そこに信と蒙恬がいると思って全力で追撃してきます。

その間、信達の小隊は身を潜めて待ちます。

そして、囮を追う趙軍の大軍勢が自分達の前を通過した後に動き出せば、

信達は趙軍の包囲網の外側へ抜けられる。

これが河了貂の策でした。


「じゃあ、ここに残る奴らはどうなる?」

しかし、ここで信は当然の疑問に気付きます。

信達が助かるのは分かりました。

では、

敵を引き付けるために残る仲間達はどうなるのか。

信がそれを問いかけると、貂は苦しい表情を浮かべながら答えます。

今はまだ、邯鄲から始まった、

絶体絶命の死地から飛信隊を、そして信を救い出すための戦いの途中なのだ

と。

邯鄲では、瀕死となった飛信隊を救うために、蒙恬が楽華の兵を犠牲にして戦いました。

渕副長達も、信達を逃がすために邯鄲に残りました。

皆が犠牲を覚悟して信を助けています。

だから今回も同じです。

ここにいる仲間達が犠牲を覚悟して、

信と蒙恬を逃がす。

そうしなければ、これまで仲間達が命を懸けてつないできたものが、すべて無意味になってしまいます。


飛信隊の兵達が自ら囮を引き受ける

当然、信はそんな話を簡単に受け入れられません。

ところが、信が反論しようとしたところで声を上げたのは、

飛信隊の兵達でした。

兵達は笑みを浮かべながら、信に行ってくれと言います。

自分達が目一杯敵を引き付ける。

だから隊長は逃げてくれ。

さらに別の兵は、邯鄲に残してきた仲間達に対して、ずっと申し訳ないと思っていたことを口にします。

自分達だけが逃げてきた。

しかし、今度は自分達が仲間を逃がす側になる。

そう考えているようでした。

それを聞いた楚水と田永も、兵達の覚悟に応えようとします。

ところが、

貂は二人を止めます。


楚水と田永は信と共に逃がす

河了貂は、

楚水と田永は信と共に行け

と命じます。

理由は、飛信隊の再建です。

ここまでの戦いで、飛信隊は既に多くの将校を失っています。

これ以上、飛信隊の骨格となる将校を失うわけにはいきません。

たとえ信本人が生き残ったとしても、その周囲を支える将校が全滅してしまえば、飛信隊の再建は困難になります。

そのため楚水と田永も、信と共に脱出させる。

貂はそこまで考えていました。

しかし、それを聞いた信は、あることに気付きます。

楚水と田永が信と一緒に行くのであれば、

河了貂はどうするのか。

当然、信は貂も一緒に来るものだと思います。

しかし貂は、信から目を逸らさずに告げます。

自分は囮となる一団に残る。

そして、

自分がこの部隊の指揮を執る。

そう宣言します。


河了貂が残らなければ囮にならない

信や田永達は当然反対します。

しかし、貂には残らなければならない理由がありました。

敵を引き付ける囮部隊は、

ただ大人数で逃げればいいわけではありません。

趙軍から見て、

「この軍の中には信や蒙恬がいて、兵達が大将を守りながら統制された撤退をしている」

ように見えなければならないのです。

ただ闇雲に逃げれば、趙軍に囮であることを見抜かれる可能性があります。

そうなれば、趙軍は再び信達の小隊を探し始めます。

だからこそ、

大軍を統制しながら、信達がいるように見せかけて逃げ続けられる指揮官が必要になります。

そして現在、それをできる人間は、

河了貂しかいません。


「それぞれの役割」

それでも信は納得できません。

囮となって趙軍を引き付ければ、

貂自身が助からない可能性があります。

しかし貂は、

みんなそうしただろう

と信に告げます。

信を逃がすために命を投げ打って戦った者。

邯鄲に残った者。

そして、元韓軍のヨコヨコ達でさえ、自分達の役割だと考えて最後までその役目を果たしました。

だからこそ、今度は河了貂の番です。

「それぞれの役割」

それが今回のタイトルにもなっています。

今この状況では、自分が残って軍を指揮する。

それは、

自分にしかできない役割だから。

河了貂はそう考えていました。

そして信に、

必ず飛信隊を復活させ、李牧さんを討つように託します。

そうしなければ、捕虜となった仲間達も助けられません。

もちろん、貂自身も最初から死ぬつもりではありません。

信達が包囲網を抜けた後、自分達も散開して何とか生き延びる。

そのつもりでいます。


竜有も囮部隊に残る

そして、そんな河了貂の決意を聞いて、

竜有も囮部隊に残ることを志願します。

貂が大軍全体を指揮するとしても、その指示を実際の歩兵達に落とし込む人間が必要になります。

そこで竜有は、自分が歩兵長として残ると言います。

崇原や沛浪ほどではないにしても、自分もその次くらいには歩兵をまとめられる。

だから自分が残る。

河了貂だけではなく、竜有もまた、

自分にしかできない役割

を引き受けた形です。


蒙恬が脱出部隊を編成

ここまで話がまとまると、蒙恬が具体的な脱出作戦を整理します。

まず愛閃と陸仙達を呼び寄せます。

そのうえで、

蒙恬と信、そして副長級の将校達を脱出本命の第一小隊とする。

さらに、その他の歩兵将校達についても、いくつかの小隊に分けて脱出させます。

河了貂も、こちら側の歩兵将校については可能な限り逃がしたいと考えます。

ただし歩兵は騎馬より移動速度が遅いため、信や蒙恬達とは別行動になります。

そして貂は、もう一つ重要な点を指摘します。

囮部隊を趙軍が発見して追撃すれば、

外側で信と蒙恬を探している趙軍本隊も、

囮部隊の方向へ集まってくるはずです。

蒙恬もこれに同意します。

つまり逆に言えば、

脱出した信達からすれば、趙軍本軍の位置が分かりやすくなる。

趙軍が囮へ向かえば向かうほど、信達は敵の薄い場所を判断しやすくなるわけです。

こうして、飛信隊と楽華の脱出作戦が決まりました。


信と河了貂、再会を約束

それでも信の表情は晴れません。

仲間達を置いて、自分だけが逃げる。

しかも、その囮を率いるのは河了貂です。

そんな信に対して、貂は明るく声をかけます。

絶対に後で合流する。

だから心配するなと。

そして現在。

信、蒙恬、羌瘣達は、離れた場所から河了貂が率いる飛信隊を見つめています。

その背後には、既に趙軍が迫っています。

敵の動きを確認した蒙恬が、信に出発を促します。

信もそれに応じます。

そして、今まさに自分の役割を果たそうとしている河了貂を見ながら、

必ず後で合流し、

飛信隊を立て直す。

そう心に決め、信達は包囲網からの脱出へと動き始めます。


ということで、第885話は、

河了貂が飛信隊の残存兵を率いて囮となり、信・蒙恬・羌瘣ら主力将校を包囲網の外へ逃がす

というところまで描かれました。

そして次回についてですが、

次号は休載。

キングダムの続きは、

9月3日発売の週刊ヤングジャンプ40号に掲載予定

となっています。

さて。

今回の河了貂の策。

飛信隊を再建するために、信だけではなく楚水や田永ら将校まで優先して脱出させ、自分は残存兵を率いて囮になるというものですが――。

ここから先は、

この作戦、本当に上手くいくのでしょうか。

そして何より、

河了貂と残された飛信隊の兵達は、本当に生きて帰れるのでしょうか。

ここから第885話について、もう少し詳しく考えていきたいと思います

考察① 趙ネギ、やはりの下ネタ枠で参戦

さて、今回まず触れなければならないのが、

趙忽こと、趙ネギさんです。

まさか、いきなり、娼婦を連れこんでの、乱交下ネタ枠で参戦してきました。

陣営に娼婦を連れ込み、部下達と乱痴気騒ぎに興じる趙ネギ軍団。

作中でも郭開の回し者であることが明かされている通り、完全に「李牧さん陣営とは違う側の人間」として描かれています。

もちろん、史実の趙忽さんが実際にどんな人物だったのかは分かりません。

しかし、

郭開の回し者というだけで、ここまで露骨に愚劣な人物にされるのか。

これはちょっと笑ってしまいます。

もし本物の趙忽さんが現代に蘇って『キングダム』を読んだら、

「えええ!? 李牧さんを悲劇のヒーローにしたいからって、さすがにそれは酷くない!?」

と、普通に心を傷つけられるのではないかと心配になってきます。

郭開サイドに配置された時点で、人格査定まで大幅マイナス補正が入ってしまう。

キングダム世界の恐ろしいところです。

しかし――。

趙ネギさん。

よりによって**「下ネタ」という戦場に参戦してしまったこと自体が最大の失策**だったのかもしれません。

なぜならキングダムには、

趙ネギなど到底及ばない、

キングダム最強クラスのネタキャラ。

その最上位互換ともいうべき男が存在するからです。

そう。

昂クンです。


最強の無自覚モテ男子・昂クン

我々はすでに知っています。

昂クンとは、

本人には一切そのつもりがないのに、なぜか女性人気が異常な領域まで上昇してしまった男。

最強の無自覚モテ男子です。

そう考えると、趙ネギ軍団がいくら高額な金銭を支払って娼婦を戦場まで呼び寄せたところで、安心はできません。

もし彼女達が、

昂クンの雄フェロモン有効射程圏内

に入ってしまったらどうなるでしょうか。

昂クン本人は何もしません。

何なら、いつものように普通の顔をしているだけです。

しかし、昂クンの圧倒的魅力を感知した女性達は一斉に反応。

次の瞬間――。

10秒49/100mの速度で、

(1988年7月16日、フローレンス・グリフィス=ジョイナーが叩き出した女子100m世界記録)

全員が昂クンめがけて全力疾走していきます。

趙ネギ、

呆然。

部下達も、

呆然。

つい先ほどまで自分達と一緒にいた女性達が、一斉に昂クンの方向へ走り去っていく。

これはもう、軍事的敗北どころの話ではありません。

趙ネギ軍団、男性としてのプライドまで完全に引き裂かれてズタズタです。

しかし、戦場に女性を連れ込んだのは自分達なのですから、自業自得としか言いようがありません。


昂クン、戦わずして趙軍を撃破

そして恐ろしいことに、

昂クンは一兵も斬っていません。

武器すら振るっていません。

ただそこにいるだけです。

にもかかわらず趙ネギ軍団の士気を崩壊させる。

まさしく、

「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」

孫子の兵法を、本人がまったく意図しないまま体現してしまいます。

しかも今回、

飛信隊に最も近い位置から追撃を開始したのが趙ネギ軍団です。

ここが重要です。

先頭を走る趙ネギ軍団が昂クンによって意気消沈し、その場で行軍を停止したらどうなるでしょうか。

当然、その後方から追従してくるカイネ、傅抵、紀彗らの趙軍も進めません。

「おい! 何で止まってるんだ!」

「前へ進め!」

となるのですが、

前方では趙ネギ軍団が完全に機能停止。

昂クンは、

趙ネギ軍団を直接止めるだけではなく、その趙ネギ軍団そのものを障害物にして、後続する趙軍まで足止めしてしまうのです。

一昂クンで二重の遅滞効果。

もはや戦術兵器です。


趙軍ではなく「腸軍」

こうなってしまうと、趙軍の状態を正確に表現するなら、

趙軍ではありません。

前が詰まり、

後ろから次々と軍勢が押し寄せ、

完全に流れが止まっている。

これはもう、

ウンコが詰まった「腸軍」です。

李牧さん、

大変です。

いくら李牧さんが趙軍全体を動かそうとしても、先頭の趙ネギが詰まっている以上、後続部隊まで前に出ることができません。

つまり今後の戦いの最大の焦点は、

李牧さんが、この完全に詰まってしまった腸軍に対して、いかなる「浣腸」に相当する一手を打つことができるのか。

ここになってくるでしょう。

河了貂の囮作戦。

信達の脱出。

巨大チンポの昂クンに、

李牧の浣腸、

趙ネギのアナル…、

フテイ・カイネ・紀彗による追撃。

そんな緊迫した戦場の裏側で、

昂クンVS趙ネギ。

キングダム史上、神(作者)様がもっとも描きたかったであろう最終決戦が、いよいよ始まろうとしているのかもしれません。

次回、休載なのも、神(作者)様が編集部を、セックス、あ、違った。せっとく するための必要な時間でなのだと思います。

仕方がありません。

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