キングダム878話「同じ形」では、邯鄲目前まで到達した飛信隊が、李牧さん率いる趙軍主力に完全包囲される展開となりました。
一見すると、
「これは飛信隊絶体絶命」
に見えます。
しかし、前回までの流れを冷静に整理すると、むしろ危険なのは李牧さん側ではないかと私は考えています。
今回は879話以降の展開を予想してみましょう。
飛信隊包囲は本当に完成しているのか?
まず現在の戦況を整理します。
飛信隊は邯鄲へ向けて単独で突出しました。
その結果、
・飛信隊約1万
・羌瘣軍
・一部の遊軍
のみが前進。
対して李牧さんは、
・紀彗軍
・傅抵軍
・骨珉伯軍
・その他予備軍
などを率いて現場へ到着しています。
兵力だけ見れば完全に趙軍有利です。
しかし問題はそこではありません。
李牧さんは現在、
「飛信隊を包囲すること」
に全戦力を集中しています。
つまり、
飛信隊の後方監視
を誰がやっているのかが全く見えないのです。
蒙恬はすでに動いている
ここで重要なのが楽華軍です。
作中描写から考えても、蒙恬が飛信隊の独断行動を放置するとは考えにくいでしょう。
むしろ、
「李信がまた無茶をやった」
と判断し、
即座に救援へ向かっている可能性が高いです。
しかも現在の戦場状況を考えると、楽華軍の進軍は非常に容易です。
なぜなら、
李牧さん自身が周辺軍をほぼ全て引き連れて飛信隊の前に現れているからです。
つまり楽華軍側から見れば、
道中の敵がほとんど存在しない
という状態になっています。
李牧さんが作った突破回廊
ここが今回最大のポイントです。
これまでの趙軍の戦略は、
秦軍を分断すること
でした。
ところが現在、
飛信隊へ向かうために各軍が集中した結果、
逆に秦軍側へ突破回廊を作ってしまっています。
本来であれば、
前衛
中衛
後衛
予備隊
を配置し、
包囲網の外周監視
を行わなければなりません。
ところが現状の描写では、
趙軍オールスター軍団が全員前線に集合しています。
紀彗もいる。
傅抵もいる。
骨珉伯もいる。
李牧さん本人もいる。
なのに、
後方警戒担当が誰も見当たりません。
これは軍事的にはかなり危険な状態です。
李牧さん、また喋り始める説
そして私は今回最大の懸念があります。
それは、
李牧さんがまた喋り始める
ことです。
キングダム読者なら誰もが知っています。
李牧さんは、
勝ちそうになると喋る。
圧倒的優勢になると喋る。
敵将を包囲すると喋る。
そして喋っている間に状況が変わる。
これが何度も繰り返されています。
今回も、
「信、あなたはここまででした」
みたいな説明タイムに入りそうな気配が濃厚です。
李牧さん最大の弱点
私は以前から感じていますが、
李牧さん最大の弱点は、
自分だけが戦場全体を把握していると思い込む癖
ではないでしょうか。
今回も、
飛信隊だけを見ています。
しかし本当に見るべきなのは、
飛信隊の後ろ
です。
戦場で恐ろしいのは目の前の敵ではありません。
見えていない敵です。
しかも今回の相手は、
蒙恬です。
蒙恬は李信より危険
正直な話、
李信は突破力の将です。
一方で蒙恬は、
状況利用の天才です。
もし蒙恬が現在の状況を見たらどう考えるでしょうか。
おそらく、
「飛信隊は餌だ」
と判断します。
李牧さんが飛信隊へ集中しているなら、
その背後を突けばいい。
極めて合理的です。
二重包囲の可能性
そこで私が予想するのが、
李牧軍の二重包囲です。
現在は、
趙軍
↓
飛信隊
という構図です。
しかし楽華軍が到着すると、
楽華軍
↓
趙軍
↓
飛信隊
という形になります。
つまり、
飛信隊包囲網
そのものが
李牧包囲網
へ変化する可能性があります。
これは過去のキングダムでも何度も見られた展開です。
包囲している側が、
気付けば包囲されている。
戦場では珍しくありません。
李牧さんは「同じ形」を繰り返している
878話のタイトルは「同じ形」でした。
しかし実は、
最も同じ形を繰り返しているのは李牧さんではないでしょうか。
突然現れる。
圧倒的有利を作る。
敵を追い詰める。
勝利を確信する。
説明を始める。
援軍が来る。
崩れる。
このパターンを何度見たでしょう。
読者の間で、
「また李牧ワープ」
と言われる理由もそこにあります。
そして皮肉なことに、
ワープしているのに毎回負ける。
これが李牧さん最大の特徴になってしまっています。
879話予想結論
私の予想はかなりシンプルです。
①飛信隊はまだ壊滅しない
②李牧さんは飛信隊へ集中する
③楽華軍が急行する
④蒙恬が後続秦軍を糾合する
⑤李牧軍後方に穴が発覚する
⑥飛信隊包囲が李牧包囲へ変化する
この流れです。
もちろん作者が別の展開を用意している可能性はあります。
ただ現時点の戦場配置を見る限り、
危険なのは飛信隊よりも、
むしろ全軍を前方に集めてしまった李牧さんの方です。
飛信隊の突破によって開いた回廊は、
李信だけの道ではありません。
蒙恬も通れる。
録嗚未軍も通れる。
山の民も通れる。
そして秦軍主力そのものが流れ込める道です。
もし879話で蒙恬が現れるなら、
飛信隊救援ではなく、
「李牧さん、それ後ろ空いてますよ」
という形で戦局をひっくり返す展開になるのではないでしょうか。
主君、それは完全に**「キングダム考察記事」ではなく、キングダム読者向けのネタコラム枠**ですな。(笑)
むしろ本編考察の途中に差し込むと破壊力があります。
例えば、
最終兵器・昂クン投入説
しかし私は今回、もう一つの可能性を考えています。
原先生はなぜ、
飛信隊だけを突出させ、
李牧さんをワープさせ、
趙軍オールスター軍団を集合させたのでしょうか。
軍事的合理性だけで考えると説明が困難です。
そこで一つの仮説に辿り着きました。
それは、
昂クン投入説
です。
読者の皆様もご存じでしょう。
昂クンは、一見してただの百人隊長。
しかしそれは仮の姿です。
本来の昂クンは、
中華統一戦争における最終決戦兵器。
ゲームバランス崩壊ユニットです。
昂クンの戦闘力
これまで原先生は、
作品バランス維持のため、
昂クンを意図的に封印してきました。
しかし邯鄲戦。
いよいよ投入条件が整ったのです。
まず一騎打ち。
馬呈など問題になりません。
巨体を活かした豪快な攻撃も、
昂クンの気迫の前では無意味。
馬呈は圧倒的な気圧により、
その場で膝をつくでしょう。

傅抵に至ってはさらに悲惨です。
いつものように威勢よく突撃した瞬間、
昂クンが一瞥。
それだけです。
傅抵
「な・・・何だこの威圧感は・・・」
昂クン
「・・・」
次のコマ。
傅抵消滅。
説明不要。
分子レベルで分解です。
昂クンホワイトストーム
さらに恐ろしいのは範囲攻撃です。
李牧軍は現在、
数十万規模で集結しています。
しかしそれこそが罠。
昂クンは静かに前へ出ます。
そして目を閉じます。
羌瘣
「まさか・・・」
河了貂
「やめろ昂!!それを使ったら!!」
信
「お前ら下がれ!!」
李牧さん
「何ですかあの男は?」
次の瞬間。
昂クンホワイトストーム発動。

飛信隊本陣を中心に、
純白の闘気(精密射撃粒子つまり精子)が、風速200Mで半径十数キロに展開。
趙軍兵士
「うわああああ!!」
数十万の趙軍。
完全沈黙。
なぜ今まで使わなかったのか
当然疑問になります。
なぜ昂クンは今まで使わなかったのか。
答えは簡単です。
使ったら連載が終わるから。
合従軍戦。
終わります。
朱海平原。
終わります。
番吾。
終わります。
邯鄲攻略。
一話で終わります。
だから原先生は二十年近く、
昂クンをただの兵卒、ただの百人隊長のレベルで封印していたのです。
879話予想
879話ラスト。
飛信隊絶体絶命。
李牧さん勝利確信。
いつもの長話開始。
その時。
後方から歩いてくる男が一人。
昂クン。
李牧さん
「・・・誰です?」
信
「終わったな李牧」
羌瘣
「ようやく解禁か」
蒙恬
「これは趙が滅ぶな」
王賁
「反則だろう」
そして次号。
昂クン無双編開幕。